「中国とインドを一人旅できたら、世界中どこでも行けるよ」
十数年前、バックパッカーの間ではまことしやかに、こう囁かれていました。
その言葉に十分すぎるほど怖じ気づきながらも、
中国にはどうしても行きたくて、
学生時代の卒業旅行には1ヶ月の中国ひとり旅を敢行。
言葉は通じない、安宿では誘拐されそうになる、
何時間歩き回っても、今日の宿が見つからない…。
3日目にして早くも逃げ出したくなった弱い心を支えたのが、絵ハガキ。
店先で30枚買って、1日1枚、家族や友人に出すことにし、
「このハガキがなくなれば、日本に帰れる…」
そう自分に言い聞かせながら、
毎晩ハガキを数えては、少しずつ減るのを楽しみに過ごしました。
出だしはさんざんだったものの、その後はいつしか馴染んでしまい、
1ヶ月後、帰国直前の上海では、すっかり地元っ子に間違えられるほどに。
中国とは相性が良かったのか、その後も公私含めると10回以上訪ねたことになります。
しかし、インドは…
残念ながら、まだ一度も足を踏み入れていません。
「人間は犬に食われるほど自由だ」 であまりにも有名な、藤原新也の『印度放浪』。
沢木耕太郎の『深夜特急』や、椎名誠の『インドでわしも考えた』。
インドの旅の面白さ、すさまじさを描いた名紀行文を読んでも
学生時代はちっとも食指が動かなかったのに、
今ごろになって急に、「インドに行きたい!」と思い始めてしまいました。
きかっけは…
なんと、「仏陀」、そして「般若心経」。
いきなり大きく出ました(笑)。
まだ仏陀と呼ばれる前の、
ゴータマ・シッダールタその人が生きた土地を歩いてみたいなぁ、と。
私、スピリチュアルや霊感ものは、大の苦手です。
そうではなく。
圧倒的にオモシロくて打ちのめされ、そして勇気づけられる、
「般若心経」の解説本に出会ってしまったのです。
10冊ばかり購入して、
悩める友人知人にかたっばしから配っていこうかしら、と思うほど。
バックパッカー時代、ちっとも心にひっかかってこなかったインド。
でもいつ、何がきっかけになるか分かりません。
50代からインドに魅せられた日本画家の秋野不矩(ふく)のように、
いつか本格的に吸いよせられそうな予感――。
ひとりでインド熱高まる今日10月2日は、
インド独立の父、マハトマ・ガンジーの誕生日でした。
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貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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十数年前、バックパッカーの間ではまことしやかに、こう囁かれていました。
その言葉に十分すぎるほど怖じ気づきながらも、
中国にはどうしても行きたくて、
学生時代の卒業旅行には1ヶ月の中国ひとり旅を敢行。
言葉は通じない、安宿では誘拐されそうになる、
何時間歩き回っても、今日の宿が見つからない…。
3日目にして早くも逃げ出したくなった弱い心を支えたのが、絵ハガキ。
店先で30枚買って、1日1枚、家族や友人に出すことにし、
「このハガキがなくなれば、日本に帰れる…」
そう自分に言い聞かせながら、
毎晩ハガキを数えては、少しずつ減るのを楽しみに過ごしました。
出だしはさんざんだったものの、その後はいつしか馴染んでしまい、
1ヶ月後、帰国直前の上海では、すっかり地元っ子に間違えられるほどに。
中国とは相性が良かったのか、その後も公私含めると10回以上訪ねたことになります。
しかし、インドは…
残念ながら、まだ一度も足を踏み入れていません。
「人間は犬に食われるほど自由だ」 であまりにも有名な、藤原新也の『印度放浪』。
沢木耕太郎の『深夜特急』や、椎名誠の『インドでわしも考えた』。
インドの旅の面白さ、すさまじさを描いた名紀行文を読んでも
学生時代はちっとも食指が動かなかったのに、
今ごろになって急に、「インドに行きたい!」と思い始めてしまいました。
きかっけは…
なんと、「仏陀」、そして「般若心経」。
いきなり大きく出ました(笑)。
まだ仏陀と呼ばれる前の、
ゴータマ・シッダールタその人が生きた土地を歩いてみたいなぁ、と。
私、スピリチュアルや霊感ものは、大の苦手です。
そうではなく。
圧倒的にオモシロくて打ちのめされ、そして勇気づけられる、
「般若心経」の解説本に出会ってしまったのです。
10冊ばかり購入して、
悩める友人知人にかたっばしから配っていこうかしら、と思うほど。
バックパッカー時代、ちっとも心にひっかかってこなかったインド。
でもいつ、何がきっかけになるか分かりません。
50代からインドに魅せられた日本画家の秋野不矩(ふく)のように、
いつか本格的に吸いよせられそうな予感――。
ひとりでインド熱高まる今日10月2日は、
インド独立の父、マハトマ・ガンジーの誕生日でした。
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