今年で5回目になります
銀のステッキと共に案内し続けてきた礼文島の旅
私にとっては、一年に一回、家に帰るような気持ちです
なぜって、
「行ってきます、また帰ってくるね!」
そう言って礼文島を後にするからです
一年間の内地への出張を終えて、礼文島に里帰り、です
礼文島に向かうフェリーから、
まずは毎年お世話になっているタクシーのドライバーに電話
「そろそろ着きますから~ よろしく!」
完全にタメ口です
「もう、一年間、待ちくたびれて首が伸びきったよ」
「気を付け帰っておいでよ」
この時点で、もう安心
「ただいま」の気持でいっぱいです
島に着くと、ドライバーに会うなり
つい飛びついてしまいました
「どこから行く?ウニ?」とドライバー
「いつもの斉藤さんとこのお店、お願い」と私
実は、斉藤さんとこのお店から1週間前に電話が入っていました
「ここんところ、時化が続いてて漁に出られてなくてさ
バフンウニ、難しいかもしれない」
ウニには、ムラサキウニとバフンウニがあるのですが
好き嫌いはあるにしても
一般的には、バフンウニの方が甘みが強く濃厚で
特に礼文で穫れるエゾバフンウニは最高級で
美味しいのなんのって!
毎年礼文に来る楽しみのひとつが、このウニ!
「ムラサキウニなら何とか出せそうだけど…」
斉藤さんは、仕事に妥協はないのは知っていますし
今まで、期待以上のものを常に出してきてくれていました
だから、今回は本当にダメなんだろうなと思いながら
「分かりました、でも、もしできたら一口だけでも
御願いしますね」
そして前日、もう一回斉藤さんから電話
「やっぱり、あれからずっと漁に出られてなくて
今回はゴメンな、一口だけ食べてもらえるように
かき集めるから」
そっか… 残念… いや ダメだ!
「斉藤さん、ダメなの分かってますけど、
何とかかき集めてください!
みんな、めっちゃウニ楽しみにきてるんです!」
と、無理な御願いをしていました
「今年は何十年ぶりの連続雨だからね
ウニ、厳しいかもしんないね
でも、ムラサキウニでも礼文のなら美味しいよ」
と慰めてくれるドライバー
そうこうしている間に、お店に到着
「よ、いらっしゃい、ちゃんと用意しといたよ」
テーブルを見ると、全員のお皿に山盛りのバフンウニが~!
「嘘!?バフンウニ、用意できたの!?」
奥の方から、斉藤さんがニッコリ
「何とか、ね
タラバガニの足も、サービスだよ」
ぐるっと周囲を見渡すと、
他の客の分は、みんなムラサキウニになっています
か、感激… ありがとう!!
いつも以上に、美味しくて愛情たっぷりのウニを
皆さんでかみしめながらいただきました
観光を終えて、いつもお世話になっている
ペンションコリンシアンへ
「ただいまです~」
そしたらオーナーの菊島さんがすぐ出てきて
「どうも~ お待ちしてましたよ、さ、上がって」
まるで家に帰ってきたような安心感
食事が美味しかったことは言うまでもありません
翌日はハイキングを楽しんで迎えた最終日
雨で泥んこ・びしょびしょになった靴が
すっかりきれいになっていました
「皆さんの靴、汚れてたみたいだったから
洗って乾かしておいたんだけど、履けるかな」
と遠慮がちに言ってくださったのは、オーナー菊島さん
どうして、島の人はこんなにやさしいの
それが、こじつけでもわざとらしくもなく
ごく自然で、当たり前のようなのです
今回は、天候に恵まれず4日間雨でした
でもそれ故に、島の人たちあたたかい心遣いが
痛いほど胸に響きました
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貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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銀のステッキと共に案内し続けてきた礼文島の旅
私にとっては、一年に一回、家に帰るような気持ちです
なぜって、
「行ってきます、また帰ってくるね!」
そう言って礼文島を後にするからです
一年間の内地への出張を終えて、礼文島に里帰り、です
礼文島に向かうフェリーから、
まずは毎年お世話になっているタクシーのドライバーに電話
「そろそろ着きますから~ よろしく!」
完全にタメ口です
「もう、一年間、待ちくたびれて首が伸びきったよ」
「気を付け帰っておいでよ」
この時点で、もう安心
「ただいま」の気持でいっぱいです
島に着くと、ドライバーに会うなり
つい飛びついてしまいました
「どこから行く?ウニ?」とドライバー
「いつもの斉藤さんとこのお店、お願い」と私
実は、斉藤さんとこのお店から1週間前に電話が入っていました
「ここんところ、時化が続いてて漁に出られてなくてさ
バフンウニ、難しいかもしれない」
ウニには、ムラサキウニとバフンウニがあるのですが
好き嫌いはあるにしても
一般的には、バフンウニの方が甘みが強く濃厚で
特に礼文で穫れるエゾバフンウニは最高級で
美味しいのなんのって!
毎年礼文に来る楽しみのひとつが、このウニ!
「ムラサキウニなら何とか出せそうだけど…」
斉藤さんは、仕事に妥協はないのは知っていますし
今まで、期待以上のものを常に出してきてくれていました
だから、今回は本当にダメなんだろうなと思いながら
「分かりました、でも、もしできたら一口だけでも
御願いしますね」
そして前日、もう一回斉藤さんから電話
「やっぱり、あれからずっと漁に出られてなくて
今回はゴメンな、一口だけ食べてもらえるように
かき集めるから」
そっか… 残念… いや ダメだ!
「斉藤さん、ダメなの分かってますけど、
何とかかき集めてください!
みんな、めっちゃウニ楽しみにきてるんです!」
と、無理な御願いをしていました
「今年は何十年ぶりの連続雨だからね
ウニ、厳しいかもしんないね
でも、ムラサキウニでも礼文のなら美味しいよ」
と慰めてくれるドライバー
そうこうしている間に、お店に到着
「よ、いらっしゃい、ちゃんと用意しといたよ」
テーブルを見ると、全員のお皿に山盛りのバフンウニが~!
「嘘!?バフンウニ、用意できたの!?」
奥の方から、斉藤さんがニッコリ
「何とか、ね
タラバガニの足も、サービスだよ」
ぐるっと周囲を見渡すと、
他の客の分は、みんなムラサキウニになっています
か、感激… ありがとう!!
いつも以上に、美味しくて愛情たっぷりのウニを
皆さんでかみしめながらいただきました
観光を終えて、いつもお世話になっている
ペンションコリンシアンへ
「ただいまです~」
そしたらオーナーの菊島さんがすぐ出てきて
「どうも~ お待ちしてましたよ、さ、上がって」
まるで家に帰ってきたような安心感
食事が美味しかったことは言うまでもありません
翌日はハイキングを楽しんで迎えた最終日
雨で泥んこ・びしょびしょになった靴が
すっかりきれいになっていました
「皆さんの靴、汚れてたみたいだったから
洗って乾かしておいたんだけど、履けるかな」
と遠慮がちに言ってくださったのは、オーナー菊島さん
どうして、島の人はこんなにやさしいの
それが、こじつけでもわざとらしくもなく
ごく自然で、当たり前のようなのです
今回は、天候に恵まれず4日間雨でした
でもそれ故に、島の人たちあたたかい心遣いが
痛いほど胸に響きました
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