今日1日、きゅーっと胸をしめつけられるような
辛さ切なさを感じていました。
なんだなんだ?
忘れていたこの気分って、もしや…
という浮かれた話ではまったくなく、
理由はツバメの兄弟の末っ子です。
銀ステ事務所のある、阪急電車の逆瀬川駅。
5月から6月にかけてはツバメの王国で、
何組ものつがいが子育てにいそしんでいます。
とくに注目していたのが
改札へと上る階段の上にかけられた小さな巣。
かわいい4兄弟だなぁと毎日見ていたら、
実は巣の中にうずもれて顔さえ出せない末っ子がいたらしく、
あわせて5兄弟なのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/df/62b63ff4bb627c71d6e20b5d3f62015b.jpg)
でも末っ子は見るからに小さくて、
ほかの兄弟たちが頭の色も黒々してくるなか
この子だけは、ぽやんとした灰色のまま。
親ツバメが餌を運んでくると、
我先にと口をあける兄さんたちの後ろに追いやられ、
どうやら餌も上手にもらえていません。
それでも昨日までは仲良く、
黒、黒、黒、灰色、黒
とぎゅうぎゅう並んで巣の中にいたのですが…。
今朝、電車から降りて見上げてみると、
黒の兄さんたちは、巣から出て、
思い思いの場所に胸を張ってとまっています!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0a/ce247522fc64330f281f5119c086a740.jpg)
そんななか、灰色の末っ子だけがぽつんと
ひとり、巣に取り残されているのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/db/4707bc955059b167956a84b7ad13e29c.jpg)
そして夕刻。
ふたたび電車に乗るため駅階段を降りるときには、
黒々の兄さんたちはすでに、姿すら見当たらず
灰色の末っ子は置いてきぼりです。
1日、不安でたまらなかったことでしょう。
けれども、外に飛び出す力はまだないのです。
がらんと独りぼっちの巣の中で
哀しそうに、きょろきょろと辺りを見回していました。
その姿が急に、――スタッフのひとりと重なりました。
今や5人の女所帯となった銀のステッキも、
ちょうど年の離れた5姉妹のようなもの。
次女にあたる私をはじめ
姉さんたちは、体も大きく、声もでかく、
時差ボケをものともしない異常体力で(私だけか)
いつも末っ子を置いてきぼりにして、慌ただしく飛び出していく。
そうか、末の妹はつらかったのか――
ツバメ経由で気づきました
…なんて、回り道。
今ごろ、最終電車が行って灯りも消えた駅では、
真っ暗な巣でツバメの末っ子がひとり眠っていることでしょう。
でも、明日か、数日後か、1週間後か、
いつかはきっと巣を飛びだしていく。
そのときを待とうと思いました。
****************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************
辛さ切なさを感じていました。
なんだなんだ?
忘れていたこの気分って、もしや…
という浮かれた話ではまったくなく、
理由はツバメの兄弟の末っ子です。
銀ステ事務所のある、阪急電車の逆瀬川駅。
5月から6月にかけてはツバメの王国で、
何組ものつがいが子育てにいそしんでいます。
とくに注目していたのが
改札へと上る階段の上にかけられた小さな巣。
かわいい4兄弟だなぁと毎日見ていたら、
実は巣の中にうずもれて顔さえ出せない末っ子がいたらしく、
あわせて5兄弟なのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/df/62b63ff4bb627c71d6e20b5d3f62015b.jpg)
でも末っ子は見るからに小さくて、
ほかの兄弟たちが頭の色も黒々してくるなか
この子だけは、ぽやんとした灰色のまま。
親ツバメが餌を運んでくると、
我先にと口をあける兄さんたちの後ろに追いやられ、
どうやら餌も上手にもらえていません。
それでも昨日までは仲良く、
黒、黒、黒、灰色、黒
とぎゅうぎゅう並んで巣の中にいたのですが…。
今朝、電車から降りて見上げてみると、
黒の兄さんたちは、巣から出て、
思い思いの場所に胸を張ってとまっています!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/0a/ce247522fc64330f281f5119c086a740.jpg)
そんななか、灰色の末っ子だけがぽつんと
ひとり、巣に取り残されているのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/db/4707bc955059b167956a84b7ad13e29c.jpg)
そして夕刻。
ふたたび電車に乗るため駅階段を降りるときには、
黒々の兄さんたちはすでに、姿すら見当たらず
灰色の末っ子は置いてきぼりです。
1日、不安でたまらなかったことでしょう。
けれども、外に飛び出す力はまだないのです。
がらんと独りぼっちの巣の中で
哀しそうに、きょろきょろと辺りを見回していました。
その姿が急に、――スタッフのひとりと重なりました。
今や5人の女所帯となった銀のステッキも、
ちょうど年の離れた5姉妹のようなもの。
次女にあたる私をはじめ
姉さんたちは、体も大きく、声もでかく、
時差ボケをものともしない異常体力で(私だけか)
いつも末っ子を置いてきぼりにして、慌ただしく飛び出していく。
そうか、末の妹はつらかったのか――
ツバメ経由で気づきました
…なんて、回り道。
今ごろ、最終電車が行って灯りも消えた駅では、
真っ暗な巣でツバメの末っ子がひとり眠っていることでしょう。
でも、明日か、数日後か、1週間後か、
いつかはきっと巣を飛びだしていく。
そのときを待とうと思いました。
****************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************