銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

今日から長岡花火に行ってきます!

2014年08月01日 | のほほん同志Aの日常
7月上旬のある日、
祇園祭を前に華やぐ京都、
高瀬川のほとりをぶらぶら歩いているときのことでした。

おしゃれなファッションスポットになっている川沿いの通りの一画に
異質な存在感を放つ廃屋のような建物。

なんだろうと思って看板をみたら、
廃校となった小学校がどうやらアートスポットに生まれかわっているようです。

面白そう・・・と入ってみて、ぎょっとしました。

たしかに今ではアートスポットとして自主映画を上映したり、
ギャラリーとして活用されたりしてはいるようなのですが、
中は廃屋一歩手前。

薄暗い廊下、ぎしぎしきしむ床。
天井には蜘蛛の巣。

トイレももちろん和式で薄暗くて
虫の死骸がぷかぷか浮いていて、
壁には「水を大切に~」と毛筆書きしてあって、
学校の怪談そのもの!

クーラーとかも無さそうだし、
ここで映画はいやだなぁと思いながら、そそくさと出ようとしたら
入り口に近日上映の映画チラシが置いてありました。

『この空の花』。
新潟・長岡の花火をテーマにした物語です。

ちょうど2週間後に長岡の花火のツアーを控えていたので
お客様の数だけチラシをいただいて帰り、
旅の行程表とともにお送りしたのでした。

そして何日かが過ぎた先日。

長岡の花火ツアーの出発を前に、
お客様に最終確認のお電話をしていたら…。

「映画、みてきたわよ!」とあるお客様。

「えっ、あの恐ろしい学校でですか?」

「何も知らず行ってびっくりした。
 あの学校の怪談トイレ、夜だったら行けなかったと思う」

「わかります! 私も昼間でも怖かったデス」
と映画そっちのけでトイレ談義に花が咲き・・・。

  
  長岡の花火はただの花火じゃないんだ
  世界中の爆弾が花火に変わったら、
  きっとこの世から戦争はなくなる


大林宣彦監督の『この空の花』には
そんなメッセージが込められているのだといいます。

その長岡の花火へ、今から出発!

帰ってきたら、怪談トイレの廃校で映画、ですね。


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