銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

京都迎賓館の美

2014年08月09日 | Hの生きる喜び、それは
京都迎賓館の特別参観に行ってきました!
日本にふたつある迎賓館のひとつ
ちなみにもう一つは東京の赤坂離宮です
一年に一度、10日間だけ一般に公開されます

希望者が多いので抽選制
一日1300人だけに許される権利です

銀のステッキでもたくさんの仮予約をいただきましたが、
当選したのはごく数名 (銀のステッキの倍率は約10倍でした)

日本が世界に誇る、和の美を一部ご覧にいれましょう!

[正面玄関]

意外とシンプル?
海外からのお客様は、車列を組んでここから入られます
正面の扉は樹齢700年の欅の一枚板!

[聚楽の間]

いわゆるロビー(待合室)
広くてきらびやかで、もったいない~

京指物の技能と有職織物を用いた安楽椅子
釘を一本も使っていません

[藤の間]


迎賓館最大のお部屋
洋式の晩餐会や歓迎式典の会場として利用
120名の会食が可能

ここでどんなお食事を召し上がるのでしょう
想像するのもおこがましい?!

[截金(きりかね)]

金箔・銀箔・プラチナ箔 を数枚焼き合わせ細く直線状に切ったものを
筆と接着剤を用いて貼ることによって文様 を表現する伝統技法
人間国宝「江里佐代子」の作品
女性では日本で最年少52歳で人間国宝になられた方ですが、
惜しまれながら62歳で早逝


天井も素晴らしい!

[桐の間]

和の晩餐室
全長12m 漆の一枚板仕上げの座卓
座椅子のは、背面に蒔絵で「五七の桐」が
描かれています

畳のい草は、迎賓館のために栽培し、
中継表(ナカツギオモテ)技法により製作

[和船]

海外からの賓客に日本の文化
「舟遊び」を楽しんでいただきます
ブータンのワンチュク国王が来日された際に
乗船されたそうですよ

※以上は迎賓館内において、撮影可能な場所の写真です

この他、数々の調度品もありましたが、撮影しきれず
それもほんの一部です

賓客のお好みによって、調度品はその都度変えられ、
博物館や美術館からその都度借りることもあるようです

完全に別世界です!

これだけ素晴らしい建物ですが、そうしょっちゅう
海外から賓客が来ることはありません

国賓に至っては一年に一度あるかないか
維持費は莫大な金額がかかります
果たて、本当に必要なものだったのか
赤坂離宮だけで良かったのでは?

そんな声もあるようですが、
作っっちゃったからには
日本で最高のおもてなしの場で有って欲しいと願います

天地がひっくり返ることがあるなら、
私も一度招かれてみたい~ なんて‥(愚)



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