銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

遅ればせながら・・・

2014年11月09日 | Hの生きる喜び、それは
宝塚歌劇100周年!
今年は是非!と大きく宣伝しておきながら
実は行ったことがなかった宝塚歌劇に
今年ようやくデビューしてしまいました

今までは完全なる喰わず嫌い

舞台、と名のつくものは全然ダメ

ミュージカル?見たことありません

歌舞伎?何度も試みましたが
30分以上起きていたことがありません

コンサート?落語?以下同文…

どうしてこんなにダメなのかと自分が悲しくなるくらい

ですから、宝塚歌劇は絶対無理
ずっとそう思って敬遠してきました

ところが、毎年1回、市民貸切公演の日
観光業に携わるものとして、銀のステッキに
招待券が届くのです

「一度見ておいで。はまるかもよ」
と、何とチケットを私にまわしてくださいました

「ありがとうございます」
と言いながら、内心何とか辞退できないものかと
不謹慎なことを思っていました

「でもまぁ、話のタネに行っておこっかな」
と、ファンの方がいたらげんこつパンチをされるような
軽々しい気持で観てきました

結論から言いますと

一睡もしなかったのです!

私を知っている方なら、私が一睡もせずに
舞台を最初から最後まで観たことが
どれだけ奇跡的なことか分かっていただけるはず

それどころか、興奮して何度身を乗り出したことか
何度、手を挙げて拍手したか

瞬きする間も忘れ、どれだけ今、眼が乾燥して
しょぼしょぼしていることか

こんな華やかで男らしくて気高い舞台がありますでしょうか
これだけの芸術作品を見せていただいて、
S席の8,300円って、十分すぎるぐらい価値ありと思いました

この宝塚大劇場がある宝塚市に事務所を置く会社に
在籍していることにすら、大いなる誇りを感じました

やばい、まずい、どうしましょう

今危機感を感じているのは
絶対はまるわけないと思っていた宝塚歌劇に
今、片足一本はまってしまっているのです…!

喰わず嫌いというのは恐ろしい

なぜならこの華やかな世界を知らぬまま
一生を過ごす恐れがあったからです

今はとにかく気持を落ち着けて
宝塚歌劇のファンサイトをのぞいてみようかと思っています…


「鳳稀かなめ退団公演 白夜の誓い」
■日時:12月2日(火) 現地集合・昼1食
■席種:S席
■料金:12,000円

まだ残席ございます!
ご参加お待ちしております

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貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
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茶筌の世界

2014年11月09日 | Hの生きる喜び、それは
竹の穂先が茶碗に軽く触れ
シャカシャカ… お茶を点てる音が静かに響く…

茶道で目がいきがちなのが、椀や棗などの茶道具
忘れられがちなのが、茶筌です

奈良県生駒市高山が、国内生産の9割を占める茶筌の里だと知り、
いつか訪ねたいと思っていました

そこで、正倉院展とあわせて、午前中に行くことにしました

大きな門構えのお宅、広い庭を通り抜けると奥の部屋に
作務衣姿の男性が静かに座っておられ、
私たちを招き入れてくださいました



この男性こそ、「竹茗堂」当主の久保左文
高山の茶筌組合の会長で、
500年「一子相伝」で秘伝と呼ばれる技を伝えてきた茶筌師です



難しいお顔に見えて、一瞬ビビッてしまいました…!
(たぶん私だけ)



が、ひとたびお話しが始まると
さすがです



全然心得のない私にも、よく分かるようにお話しくださり
自然と茶筅の世界に引き込まれていきました



専門的なことなど、全くの予備知識なしに訪れてしまいましたが
茶筅をじーっと見ていると
細かい穂先一本一本が美の極致にように感じてきました



これ、一本の竹筒から切り出しているんです!
それも全く機械は使わず、全て人の手で!





たくさんの円が重なり、まるで小宇宙

茶筅を立てて上からご覧になったことはございますか
小宇宙に見えてきませんか



ただし、伝統を守り受け継いでいくことだけが使命ではない
そう考えた竹茗堂では
コーヒーを点てる茶筅マドラーや
外国人の方でも使いやすい柄の細くて長い茶筅などを開発

今年パリで行われたジャパンエキスポに招待され
その新しい用途の茶筅を世界に紹介したそうです

一子相伝の秘技でしたが、そんなこんなで
今では一般に公開し、世界中の人に広く
日本文化を代表する茶道というものを知っていただこう
そんな思いで今も茶筅を作り続けておられます

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