銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

三日見ぬ間の桜かな

2015年04月07日 | Hの生きる喜び、それは

この辺りの桜は先週末が見頃でした
皆さんはどちらかお花見にお出かけになりましたか?

「三日見ぬ間の桜かな」と言いますが、
桜の季節は、本当にアッという間!
特に今年は一気に気温が上がり、雨が降り続いたことにより
場所によっては、パッと咲き、パッと散る、という
何とも潔い咲き方にの桜が多かったように思います
(↑このフレーズ、大曲の花火鑑賞法で聞いたような・・・)

1年365日のうち、花が咲くのはわずか1週間足らず
考えてみれば、残りの360日ほどは、花がない

その5日にぴったりとあわせて、桜に出会えるというのは、
考えてみると365分の5というごくわずかの確率です

桜ツアーで、満開の桜に出会えるということは、この確率から分かるように
本当にラッキーなのです!

今日出かけた半木(なからぎ)の道は、、、

見事に満開、見頃でした

”醍醐の花見”で有名な寺は、、、

散りかけて参道の脇をピンクに染めていました

私たちは、桜便りが出る頃になると、急に思い出したように
桜の見頃は?今年はどう?とチェックしますが、
それも長くて1ヶ月
身勝手なものです

そんな桜を、花の季節だけでなく、一年中ずーっと守るのが”桜守”

その花のためには、
《「残りの360日が桜にとってはたいせつなんです」》。
(桜守「佐野藤右衛門」氏)


今日行った半木の道の、八重紅枝垂桜で出来ている桜のトンネル(写真)は、
世界でも有名な造園師、
桜守「佐野藤右衛門」がつくったものだそうです


京都・嵯峨野で16代続く造園業(植籐)の当主で、祖父から続く3代目の桜守

《桜は守り、育て、継いでやらな、絶えてしまう木なんです。
守ると言っても保護するわけやない。
ちょっと手を添えてやるぐらいでええんですわ。
家族を見るのと同じです。大切なのは見守る、いうことです。
それが私らの仕事なんだと思いますわ。》

桜を見に行った時、咲いていない花(枝)を見ると
つい、ガッカリ、ため息をついてしまいます
でもそれは、桜に対して失礼ですよ、なんてあるお寺で説教されたことがあります

桜は一年かけて必死にその日を迎える準備をしているのです
わずか5日のために
もしくは、力を出し尽くした後の姿


『ガンバレ、アリガトウ、オツカレサマ』


どんな姿の桜を見ても、そんな声をかけられるようになったら
私も一人前なんですけどね~
たっぷりの欲を持っている私には、まだまだ程遠い境地、かもしれません

佐野藤右衛門氏の庭へ

募集中!◆4/10(金)  大覚寺「華道祭」と佐野藤右衛門の桜〈16,800円〉

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