「礼文島って、そんなに楽しい?」
添乗に関してほとんど希望を言わない私が、
唯一、誰にも譲りたくないのが礼文島
それを不思議に思ってスタッフが聞いてくれたのでしょう
「いえ、特に・・・」
「え!?」
「いえ、違うんです。毎年通っているから、楽しいとか楽しくない以前に、年に一度、実家に帰るような気持ちなんです」
帰省に付き合っていただく?と言っては失礼ですが・・・
そう自分で言って、自分で納得しました
仕事なのに、この上ない安心感
「ただいま」と言える場所
お客様には怒られそうですが、手配書はほぼゼロ
持っているのは往復の飛行機チケットのみ
ほぼ手ぶらで帰っています
実家に帰るように、何人かには事前に電話をしておきます
「いついつ帰るから、いつものウニ丼、用意しといて下さいね~」
「また、島をぐるっとひとまわり、タクシー2日間で」
礼文島に向かうフェリーには分厚い手配書を片手に、確認電話に余念がない団体の添乗員さん
それを尻目に、甲板で風に吹かれる私・・
ー銀のステッキとしては6年目かぁ
ー柴田さん、(タクシーの運転手なのに、すべてのルートを全部一緒に歩いて案内し、戻って車を取りに行って、ゴール地点へ車を回送してくれるスーパーマン!)元気かなぁ
ー斎藤さん、(船泊漁協組合のオッチャン)、ウニ獲れたかなぁ
ー三上さん(香深漁協組合の大将)のホッケのチャンチャン焼き、楽しみやなぁ
ー菊島さんの奥さん(プチホテルのオーナー)、また太ったかなぁ
横から見るとドラえもんみたいな奥さんです!これは余計なお世話かも
少し時期が変わるだけで、草花や天候はガラリと変わる礼文島ですが、
迎えてくれる島の人と、あたたかい心は変わることはありません
だから、来年も再来年も、やっぱりこれだけは譲れません
結局、礼文島が大好きなんですね
まさか、ウニ丼が目当てだとか、プチホテルの海の幸フルコースディナーが楽しみとかは今さら言えませんから・・・
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