昨夜は和歌山県の飛び地、北山村にいました。
北西部を奈良県、南東部を三重県にすっぽり包まれた、
日本唯一の〝飛び地の村”です。
前日は奈良県の日本一大きな村、十津川村にいましたから、
感覚としては、奈良にいる気分。
天気予報でもついつい、奈良のあたりを見てしまいます。
ですから、夜8時45分のNHKのローカルニュースには驚きました。
トップニュースは忘れましたが、二番目に取り上げられたのが、
先日亡くなった「たま駅長」の社葬が和歌山電鉄によって行なわれるというニュース。
たしかに、たしかに、亡くなった当日は
ネットの全国ニュースでもいっとき二番目にあがっていましたが、
もうそれも数日前のこと。
えらい取り上げられ方やなぁ…と呆れた次の瞬間、気づきました。
そうだ、ここは和歌山だった!
(たま駅長は、和歌山電鉄の社長代理でもありました…)
明治の廃藩置県の折、林業を生業としていた北山村。
山から切り出された杉やヒノキは、筏師がイカダに組んで
北山川の急流にのせて夏なら2日、冬なら3日をかけて下流の和歌山県新宮まで運んでいました。
そうしたことから、新宮とは切っても切れない関係にあり、
村の人々の強い希望があって新宮と同じ和歌山県になったのだとか。
ローカルニュースの最後に流れた天気予報。
和歌山市、白浜、新宮…など、紀伊半島の海沿いに広がる和歌山県の各地の予報とともに、
ぽつんと山あいにひとつ外れて、「北山村」の予報もたしかに出ていました。
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