銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

落語家さんと訪ねる大阪

2016年05月12日 | のほほん同志Aの日常

再来週に迫ってきた「落語家さんと行く大阪バスツアー」。

きのうは、そのご本人、林家染雀さんとの打ち合わせでした。

落語家さんとコーヒーを飲みながら、差向いで話をするのは初めての経験。

こっちが準備した地図と資料をもとに、しどろもどろ説明する合間に
染雀さん、ひょいと地図をのぞきこみ、
「あ、そういえば…」と差し挟む大阪ネタの、なんとまぁ面白いこと。

「ほら、ここに横堀いう地名あるでしょ。
 でもこれ、南北に走ってるから、地図で見たら縦なんですよ。
 そやのに、なんで横いう思います?」

――そんなんわかりません。

「むかしはその場所で一番大きなたてものを、地図の上に描くという習慣があったんですよ。
 大阪で一番大きなたてものいうたら…」

――あ…、大阪城?

「ご名答。で大阪城を真上にもってきたら…」

――あ、縦やったんが、横になった! 

「そうそう。だから、横堀いうんです」

さらに、話はどんどん飛んでいきます。

「ここに大きな薬問屋さんがありましてね、
 むかしは薬の神様のことを、シンノウさんいうたんです。
 
 シンは神で、ノウは農業のノウ。
 まぁ、言うたら、食べ物が薬ですからね。

 で、ひっくりかえしてできたのが、ノーシン」

――へぇ~、ほんまですか!

とまぁ、こんな具合。
抜群の話術と、奥深い知識に裏打ちされたオモシロイお話を
たったひとりで独り占め。なんと贅沢な時間だったこと。

ふだん使っていない脳みそがよほど刺激されたのか、
その後、暮れかけた雨の大阪を、下見がてら数キロ近く、ひとりえんえん歩きました。



両替商で財をなした旧鴻池家本宅跡。
今は、大阪美術倶楽部となっています。



落語にもゆかりの深い高津神社での、王仁博士の歌碑。



聖徳太子が創建した、日本最初の官寺、四天王寺の南門。
とっくに閉門してました。


自分の足で歩いてみると、さすがナニワの都。
歴史を感じます。

でも、この日一番気にかかり、
思わず数十メートル引き返してしげしげ眺めてしまったのがこちら。 




お、まだまだいける。

だからというわけではないのですが、大阪、いい街やなぁ、と思ってしまいました。

おおらかというかなんというか、
まぁ、ここなら食いっぱぐれることはないか、と。


昔の大阪もおもしろいけれど、今の大阪だって負けていない。

さて当日、落語家さんと見る大阪は、どんな表情をしているのでしょうか。

*********************************

これからのお勧めツアーは、、、

チャグチャグ馬コと闘牛サミットはコチラ

*********************************

バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com 
**********************************




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする