最近車いすの方のご旅行の手配依頼が増えてきました
日帰り旅行であれば、「ラヒホツアー」という介護タクシーを利用した
ツアーがありますが、依頼で多いのが宿泊旅行です
ラヒホツアーの宿泊バージョンのご案内はないので、
個人旅行で行っていただくほかありません
これが、なかなか難しい
「車いすで泊まれる宿」これが絶対条件
つまり
1、車いすで泊まれる部屋=段差なし、バリアフリー
2、車いすで利用できるお手洗い=手すり付きや車いすと介助の方が入れる十分な広さなど
3、車いすで移動できる館内
この3点が全てそろった旅館、ホテルはありそうでなかなか「ない」のが現状
あっても1部屋だけ、とかなので空いていないことも多く競争率が高いのです
さらに、いつも「?」と思うのが
バリアフリールームやユニバーサルルームと名の付くお部屋は、
なぜかたいてい「その旅館・ホテルでグレードの高いお部屋=料金が高い」ことが多く
露天風呂付き特別室、とか、スイートルームとか、
そんなお部屋が多いのです
だから、料金も他とケタ違いに高い
贅沢したいわけじゃないんです
ただ、車いすで不便なく泊まりたいだけ
せっかく見つかっても、あえなく断念ということが多くいつも残念に思います
車いすの方は、決してひとりでは泊まりません
わざわざヘルパーさんや介助者を「雇って」こられる場合は、
ふたり分の宿泊料金をひとりで負担されることも多いのです
だから贅沢したいわけじゃないんです
バリアフリールームの希少価値を高めてほしいわけじゃないんです
あと、車いすの方が宿泊旅行に求めることで一番よく聞くのが
「温泉に入りたい」です
車いすの方が温泉に入るには、入浴介助が最低2名(身体の状態によります)
大浴場では他の人の目が気になりますので、バリアフリーの貸切風呂
欲を言えば、リフト付き(リフト浴ができると、本人も介助者もとても楽)
ここまでくると、これだけの設備を整えた施設はほぼ皆無
でもこれが難しいからこそ、ますます「温泉へ入りたい」
という気持ちが強くなるのかもしれません
行き先が限られてくるので、「○○へ行きたい」と言える状況はまだまだ・・・
全てを求め出すとキリがないので、ハード面が不可の場合は
ソフト面(人の手)で補っていくしかありません
そんなこんなで、何とか希望に叶う宿が見つかり、
今週、来週、そして来月と3組(車いすの方を含む)の方々が
大阪(ホテル)、伊勢(温泉)、鳥羽(温泉)と宿泊の旅行に出かけられます
出かけるからには、外の新鮮な空気を思い切り吸ってリフレッシュ!
たっぷり贅沢!?!?してきてくださいね
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さて、春のオススメ旅をご紹介します!
◆宿泊旅行
№5552 春の奥能登・ランプの宿と「のと里山里海号」3/28(水)〜29(木)
№5549 真穴の座敷雛と、豊後水道の旨いもん 4/1(日)〜3日(火)
ぜひ、ご一緒ください。
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