銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

太陽の塔からのメッセージ

2018年03月26日 | のほほん同志Aの日常

最近、心がけているのは、自分の暮らしから「便利」を排除すること。

なぜなら、「あると便利」は、すぐに、
「ないと不便」に反転してしまうから。

「あると便利」な、しくみも分からない難しい機械を使いこなせることよりも、
何はなくとも、自分の体力や気力、さらには虫の知らせや第六感を鍛えておくことのほうが、
生きる力としては、たいせつな気がするのです。

はたから見れば、「はぁ?」と冷笑ものの、時代錯誤なこの方針。 

今日、太陽の塔の内部を見学してきて、意を強くしました。




岡本太郎による太陽の塔。

その内部にあるのは、「生命の樹」。



(内部は写真撮影不可のため、パンフレットから)

一本の樹にたとえた生命の歴史は、下から順に、

アメーバなどの原生類時代、
アンモナイトや巻貝などの三葉虫時代、
魚類時代、
両生類時代、
爬虫類時代、
そして哺乳類時代、

と、進んでいきます。




不可思議なのは、樹の根元にあるアメーバが一番大きくて、
上へと進むとともに徐々に大きさは小さくなり、
生命の樹の「最先端」に立つクロマニョン人などは、
フィギュアのようにちっぽけなこと。

これについて問われた岡本太郎氏は、
「ロケットで宇宙に行くことが進化なのか?」との問いを返したそうです。

激しく共感します。

身近なところでは、スマホやカーナビ。
もっと身近なところでは、電卓や動く歩道。

与えられた便利なものに「外注」するのではなく、
自分の生きる力を鍛え、燃焼させる。
太陽のように。

岡本太郎が「太陽の塔」に託したメッセージ、
勝手にしかと受けとめました。


(で、最近、電卓を使わず暗算してたら、計算ミス多発で叱られてます)

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