銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

バルト帰りの浦島太郎

2018年07月09日 | のほほん同志Aの日常




「何せウラシマなもんで…今日はよろしく」

海外添乗明けで久々に出勤した朝は、周囲にこう宣言しておきます。
8日も10日も留守にしていると、直近の動きを把握しておらず、
「だから今日は使い物になりませんえ。」と、さりげなくアピール。

何事にものんびりした外国ペースが身についているので、
日本のめまぐるしいテンポにはついていけませんよ、
今日はリハビリ出勤なんで、そのつもりでひとつよろしく!

…との意ですが、そうは言いつつも、実際には事務所にいると、
それなりにそのペースになり、半日とせず社会復帰できるものです。

けれども、今回はほんとうに浦島太郎です。

バルト三国に出発したのが7月1日の朝。

前触れは、現地時間にて7月5日の午後、新潟の友人からメールで入りました。

「洪水大丈夫ですか?」

つづいて別の新潟の友人からも、「水害だいじょうぶ? ところで7月の闘牛は来れる?」

海外にいるとは知らず、送ってくれたのでしょう。
どうやら関西で水害が発生している?

間をおかず、事務所スタッフからも大雨情報のメール。
ネットで確認して、びっくりしました。

お客様にもご家族からの連絡が入り始めたようです。
現地のテレビでも状況がかいまみえ、ツアーの後半はそのニュースでもちきりでした。

京都のご自宅付近が避難区域に。
6日はJRも阪急までも止まっている。
ご自宅に電話したら、ふだんは温厚なご主人が「こっちはたいへんなんや!」と。

帰国は8日の朝の予定。
なのに、7日になってもまだ雨で、関空からのJR特急は運行停止。
無事、帰れるんだろうか…?

少し心配をしたのは事実ですが、バルトの時間のほうに集中しました。



自然のことですから、なるようにしかならない。
今はネットでいくらでも情報が集められますが、
最新かつもっとも大切で確実なことは、現場に行かないとわかりません。

そうして帰国した8日の朝。
雨はやみ、リムジンバスも姫路方面への一部を除いて、またJRも大部分は復旧していました。

あわてて買い込んだ朝刊の一面は、町ごと浸水して屋根ばかりになった倉敷の写真。
その記事を読みながら、バスで神戸へ向かう途中、
港が、見たこともない色になっていました。




楠の幹も、真っ黒にぬれていました。




帰宅したら、長雨で疲れたのか、犬がひとまわり小さく、お婆さんになっていました。

ということで、今回は本当に、本当に、ウラシマ太郎です。
(明日からなんて、とても働けません!)





バルト三国の報告は、また後日!

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