うっかりネーミングに惹かれやってきた箱根。
ブックホテルが愛称のホテルに、ただいま寛いでいます。
到着するやいなや。
「これ、私にぴったりだわ」
早速、一冊の本を選ばれたようです。
タイトルは『貧乏だけど贅沢』
どこに相性を見つけられたのかは定かではありませんが、
夕食までの時間、
暖炉前のソファで熱心に読んでおられました。
ちなみに、タイトルからは想像できませんが、
沢木耕太郎さんの旅にまつわる対談集です。
新幹線の車内から、ずーと本をかた時も離さず、
黙々と読んでおられた生粋の本好きさんは、
「明日は観光全部パスして、ここにお籠りしたい!」
…でしょうね。
おかしかったのは、買ったまま本棚の飾りになっていた本を
もったいないからと、引っ張り出しては読んでいるうちに、
メガネの度を何度も変えることになって、結局、散財中とお話しされたお客様。
夕食時のテーブルまで持ってこられた文庫本。
いい本見つかりましたか?の問いに、
「それが、、、家から持ってきた本、読みかけていて、、、」
えー!
これは、他の方からも笑い声が上がりました。
だって、ホテルのいたるところが本の山。
確か、ご本人も、本棚をくまなくのぞいておられたように。
それなのに、持参の読みかけていた本、というのがいいな。
本の虫とはこういう方をいうのですね。
ところで。
最近、活字離れが急転直下の私はというと、
この際、このホテルの戦略
‘好きな本でなく、手に取った出会い’なるものに
まんまとハマってやるかと、
装丁デザインとか、帯広告とか、目に留まった本をランダムに
手にしようと試みたものの、、、
結局、自分で買って読んでそうな本ばかり部屋に運ばれました。
やっぱり人ってそう変わりませんね。
「一冊の本が人生を豊かに」なんてよく聞くキャッチがありますが、
この歳になると、冒険しないんだなぁ。。。ああ悲し。
ー漂泊とは、たどりつかぬことである。
ーたとえそれがどこであろうとも、
ーわれわれに夢があるあいだは、
ー「たどりつく」ことはないだろう
〜『作家の旅』より 寺山修司『旅の詩集』〜
毎度の原稿期間で、
どうもその意識が働いたようで、、、何かネタネタと、このラインナップ。
本と温泉と、なんて寛ぐには、まだまだ早いようです。
そもそも、このブログをアップしている時点で、
テレビも時計もない、このホテルの意図に相反する行為でした。
朝焼け。
今日はいいお天気になりそうです。
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