銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

只見線の物語

2023年10月16日 | Hの生きる喜び、それは

コロナが始まった最初の年、

誰もが外出を控えていたころ、今だから言いますが
私はいつも通り旅を続けていました、、

そしていつも通り、夏休みどこへ行こうかと考えた時
さすがに、人の少ない山奥や秘境にしようと思い、只見を選んだのです

会津と越後の国境あたり、山深くて、奥深くて、関西からの道のりは果てしなく遠く、
だからこそなのか、一度行って、一目ぼれというのでしょうか、
只見の魅力に憑りつかれ、

もう一度、二度、いや、何度も再び訪れたいと思ったのが
この旅の始まりでした

只見町に行くには、会津からでも魚沼からでも、JR只見線に乗っていきます

JR只見線は、福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ全長約135kmの路線です

昭和48年に只見線と並行する国道が開通しましたが、
沿線周辺は国内有数の豪雪地帯

冬期間は、福島・新潟県境(六十里越)が通行止めとなるため
只見線は地域にとって大切な交通機関でした

ところが、2011年の東日本大震災、
同年7月に新潟・福島豪雨が発生し
只見線は鉄橋の崩落や土砂崩れによる線路の崩壊など、甚大な被害を受け
一部区間は永らく寸断されたままでした

このまま廃線になってもおかしくない路線を
只見線を復旧したいという地元の強い思いが実を結び、
2022年10月1日、ようやく全線開通となったのです

只見線を勝手に応援する会としては、是非とも乗りに行きたい

ということで、満を持して迎えた当日は、氷雨、、、

でも、これぞ只見線という風景に出会えました

只見線の魅力はなんといっても
沿線を悠々と流れる只見川や雄大な山々の絶景

いくつもの鉄橋とトンネルを抜けて奥会津へと進む車窓からの風景

その中を懸命に走る列車キハ

朝8時にホテルを出発し、夕方18時に戻ってくるまで
通過の時間を狙って鉄橋を眺める展望台に上ったり
紅葉する山々をバックに走り抜けるポイントで待ったりと、
一日中、只見線とともに時間を過ごしました

もちろん、最後には只見線に乗って、車窓からの風景を連写

(アーチ3兄弟)

この風景を求めて、今までにもまして、多くの観光客がやってくるようになりました

地元の人たちも、只見線を盛り上げるべく、がんばっています

だからこそ、只見線にとってはここからが勝負
利用者が少なければ、経営が厳しく廃線の危機も

(一日わずか3往復の只見線)

がんばれ只見線!
走れ只見線!

あの絶景が雪で真っ白に染められる頃、また行きたいです
(皆さま、リクエストください!)

只見線は日本一の地方創生路線をめざしています

鉄印帳の旅、会津鉄道と野岩鉄道も制覇です

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