銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

銀杖歩こう会 アンネのばらの教会

2022年10月16日 | のほほん同志Aの日常

今回で19回目を数える「歩こう会」。
歩くのが目的ではありますが、内容は毎回かなり多彩。
今回の行程には、夙川・アンネのばらの教会での平和学習…とあります。

アンネとはもちろん、アンネ・フランクのこと。



高校生のころに読んだ『アンネの日記』や、
夏休みでチェコを訪ねたときに足を伸ばしたテレジン収容所の見学を通して
ホロコーストについてはひととおりは知っている気になっていましたが・・・。

とんでもない。
歩こう会での「平和学習」、私にこそ必要な時間でした。

礼拝堂に腰かけ、牧師さんから語られるアンネのことばの数々。

「わたしは思うのですが、戦争の責任は、偉い人たちや政治家、
 資本家にだけあるのではありません。
 そうですとも、責任は名もない一般の人たちにもあるのです。」

「これまでわたしはちょくちょく意気消沈することもありましたけど、
 けっして絶望はしませんでした。
 この隠れ家生活を危険な冒険ではあっても、同時にロマンティックな、
 おもしろいものと見なしてさえきました。」

「日ごとにわたしは自分が成長していくのを感じます。
 解放が近づいているのを、自然がいかに美しいかを、
 周囲の人たちがどんなに善良な人たちであるかを、、」
 
1時間にわたるお話のあと、思わず牧師さんのもとに駆け寄って、こう質問していました。

——隠れ家に、本はたくさんあったんでしょうか。

もしそうでなければ、700日以上にわたって、隠れ家から一歩も出られない環境のなかで、
14、5才の少女がどうやってあれほど自分を深めていくことができたのか、
それが不思議だったのです。

牧師さんの答えは、
「協力者のミープさんという女性が、たくさんの本を運びこんでくれたのです」

あぁそうか、と深くうなずきました。

「わたしは明るい性質と、あふれるばかりの明朗さ、強さを持っています」

自らそう語るアンネ自身の資質はもちろんのこと、自由の全くない閉ざされた環境だからこそ、
本という窓を通して、彼女は外の世界や自らの内面へと遠く旅したのでしょう。

隠れ家が見つかり、連行された収容所でアンネが亡くなったのは、ドイツが降伏する3ヶ月前。
そのとき、アンネは、15才と8ヶ月でした。

こんな言葉も、アンネは残しています。

「もし神様が長生きをさせてくれるなら、
 わたしは世界と人類のために働きます。
 わたしは死後も残る仕事をしたいのです。」



長生きはできませんでした。
けれども彼女が生きた証は、一冊の本となって、
今こそ私たちに問いかけています。


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