銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

4月の北海道 「知床横断道路の除雪見学」

2018年04月17日 | のほほん同志Aの日常

持病の「トリツカレ病」が出ていた年明けのある日。

今とりつかれているのは北海道の十勝なので、
北海道開発局の十勝川のホームページばかり見ていたところ、
隅っこの方に、「公共施設見学ツアー」なる項目を見つけました。

何やら予感がして、プリントアウトしてしっかり読み込むこと数回。
どうやら今年度の、公共施設見学ツアーを実施する旅行会社を募集している、ということのようです。

見学箇所は道内の全域数十か所にわたっており、もちろん十勝川流域もありますし、
なかには知床横断道路の除雪見学なんてのも。

面白そう。絶対やりたい。けど、応募期限は? 

…あらま、、4日後です。

でも、ここでめげたりはしません。

今日の速達で送れば間に合うはず、ということで、大慌てに慌てて書類をまとめ、
遠く関西から、「ハイハイハイハイっ」と手を挙げ応募したのが1月のことでした。

道外から応募する旅行会社は少なかったようで(しかも何枠も)、
これはこれで結構なプレッシャーでしたが、
このたび無事、第一回目のツアーが終わりました。

以下は、ご報告です。

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◆2018年4/14(土)~4/16(月) 「知床横断道路の除雪見学」



関西でも一週間近く早い桜で、北海道も暖かいんじゃないか、
除雪見学なのに知床峠に雪が残ってなかったらどうしよう…と、身勝手な心配をしながら迎えた出発日。

道東に到着した日は、こんな風景でした…。

雪がどこにもない!



でも若いオジロワシがいました。しかも集団で。(野付半島にて)



写真だと小さく見えますが、人間の男性が体育座りをしているぐらいあるそうです。

そして迎えた二日目。
全国的にも寒波で、北海道は雪の予報。
それにしても、一夜でこうなるとは…。



宿泊した羅臼にて。お宿の前の風景。



待ち合わせの国道334号、知床横断道路のゲート前へ。
ここは11月から4月下旬まで、雪のため通行止めになっています。
その奥で、ゴールデンウィーク前の開通に向けて行われている除雪作業を
特別に見学させていただきました。

昨日までは、知床峠までの除雪作業も、おおかた七割がた終わっているとのことでしたが、
一晩にしてこれだけ降り積もった雪で、ゲートを開けていただいた直後から、
除雪車の先導を受けての出発となりました。




そして到着した除雪現場。



現地の担当者の方のご説明の先には、



ロータリーと呼ばれる除雪車。
赤いスクリューのようになった部分で、雪の塊りを巻きこんで、
上部のゾウの鼻のような吹き出し口から雪を吹き飛ばします。





吹きあげているところです。

見る方も、必死。

最後に一緒に記念撮影をお願いしました。




ふたたび通行止めのゲートが閉まり、開発局の皆さんはこの雪の対応で、またお仕事に戻られたのでしょう。



旅行者は、雪にはしゃぎます。





さぁ、そこからでした。

午後からの行程は、知床半島の向こう側、斜里へと抜ける予定です。

通行止めである知床峠横断道路に代わり、バスは冬の間の主要道路である根北峠へ。

昨日までの風景が嘘のように、羅臼は海岸線からすでに雪で真っ白。
峠越えの道も、進むにつれて、どんどん雪が深くなります。

この先、雪でバスが動けなくなったらどうしよう…。

私の不安がピークを迎えたところで、前方に大型車のテールランプが見えてきました。

除雪車です!

このときの安心感といったら…。

学生時代から好きで、冬も含めて、何度となく訪ねてきた北海道。
そんなお気軽旅行者の足も含めて、長い北海道の冬の暮らしを支えているものの一端を、
たしかに見ることができました。

ありがとうございました!






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4月の道東の風景。



羅臼の熊の湯。
泊まったホテルは、こちらの熊の湯と同じ泉質とのことで、とろりと気持ちの良い湯でした。



3日めには、この快晴。能取岬にて。



目の前を飛んで行ったオジロワシ。



なんと、水芭蕉が咲きはじめていました!
北海道では桜よりも前に、水芭蕉が咲くのだそうです。



網走川にて、朝の一瞬の光景。



冬と春を行き来する姿を見せてくれた4月の北海道。

このトリツカレ病は、まだまだ治りそうにありません。

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次回、北海道150年記念企画 「公共施設見学ツアー」は、こちら。

7/17(火)〜19日(木) 豊平峡ダムと定山渓ダム

ぜひ、ご一緒ください。

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バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
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桜ロードのファイナルは、山菜が主役

2018年04月16日 | T字路をまっすぐ行ってみたら

兵庫県の播磨にある桜の青空博物館『桜華園』。

例年、4月下旬に咲く遅咲きの桜がポツポツ咲いていました。

道中、川沿いの明るいピンク色の八重桜を見たところだったので、

ちょっと比べてしまいました。

あんまり咲いてないなぁ、と。

 

でも、皆様の目的はすでに『わらび』採りに移行。

桜には目もくれず(咲いてないから⁇)

頭を上げることなく、下ばかり向いて急な斜面をどんどん進んで行かれました。

その結果、、、大収穫。

たくさん春を摘まれましたね。

傾斜面での程よい疲れの後は、お楽しみ、

竹田城下町にある『EN』(えん)での昼食。

竹田城跡を見上げながら静かな時間が流れていました。

私の、今年の桜ロードは、ひとまず終焉の時を迎えました。

ホッとするまもなく、

次は、、、宝塚歌劇エリザベートが待っています!

まだまだドタバタロードが続きます。

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桜は、散ったか。北の大地は、どうか。

2018年04月15日 | のほほん同志Aの日常

今回は北海道開発局の公共施設見学ツアーの一環で、

冬期間で通行止めの知床横断道路へ。

年間たった一枠の除雪作業見学の機会を得て、

通行止めのゲートが開き、職員の方の案内のもと、

降り積もった雪をロータリー除雪車が吹き飛ばす様子を

見せていただきました。

折しも、知床羅臼は昨夜からの雪で一夜にして真っ白。

こうして旅行ができるのも、

厳しい自然のなか道路の整備にあたる皆さんのお仕事のおかげと、

肌で感じる1日となりました。

番外:お昼、斜里のポラリスさんでいただいた生ウニのパスタも絶品でした。

(美味しくて、手が震えたってことで・・・)

 

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次回、北海道150年記念企画 「公共施設見学ツアー」は、こちら。

7/17(火)〜19日(木) 豊平峡ダムと定山渓ダム

ぜひ、ご一緒ください。

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山添村の春

2018年04月12日 | Hの生きる喜び、それは

奈良県民として、山添村の魅力を今まで知らなかったことは
人生において大きな損失でした

今日は、「大照寺跡の巨樹・枝垂桜」ツアーということでしたが
やはりすでに終わっていて、何となく気乗りしないまま出発
「枝垂れ桜」から「山添村の春」に頭の中もチェンジ

何もなかったら、どうしよう、、、と不安だらけでしたが、
今、ツアーを終えて充足感に満たされています

山添村って、素晴らしい!
こんな魅力にあふれている村とは、全く知りませんでした

確かに、お目当ての桜は終わっていましたが、
ガイドさんも最近知ったという、知られざる枝垂れ桜に出会え、


春のめぐみの山菜(ワラビやコゴミ)をたくさん摘み取り、
のどかな里山風景に癒され、
美味しい山菜料理と、茶畑の産地でもあることから美味しい和紅茶もいただき、
豊かな時間を過ごすことができました

(コゴミ採り放題)

ここには、村の人は気付いていないかもしれませんが、
他から来た者にとっては、宝石のように輝く資源があふれています

桜が終われば、山をうめつくすツツジ
初夏を過ぎれば紫陽花が彩り、夜には無数の蛍が飛び交います
夏の星空の美しさは関西随一
秋、山を染め上げる紅葉も見事

見渡すとどこまでも続く茶畑
お茶製品だけでも、数多くの名産品を作れます

お昼をいただいた神野山にあるレストランから見渡す景色は絶景で
雲海の発生率も高く、これが知れ渡ったら恐らく観光客であふれかえるのではないかと
心配になるぐらい

山のめぐみの山菜料理はもちろん美味しく皆完食

私たちは山菜摘みを体験しましたが、急斜面に対応できる体力があれば
筍掘りも楽しめ、人気があるのだそう

掘れば掘るほど、何かが出てくる山添村

今まで知らなかったことが、本当に惜しい!
村の関係者ではないですが、村のいいところをPRしたい気分でいっぱいです

最後になりましたが、本日の旅をより豊かなものにしてくださった、
山添村観光ボランティアガイドの奥谷さん
ありがとうございました

最後に、本日の旅を終えて一句、皆さまよりいただきました
 

・桜より ワラビに眼がゆく 食いしんぼ

・村社(むらやしろ) しだれ桜に 守られて
・山桜 三つの国境 足下にす
・星と水 美しき里 山桜
・ダム湖より 出でし流れや 花筏

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京北しだれ桜の郷

2018年04月10日 | Hの生きる喜び、それは

先週から始まった怒濤のさくらツアー
行くとこどこも、見放されて意気消沈続き

今日こそ、と予定期日より1週間早めて変更をお願いし、
向かった先は、京都市 京北町

ようやく、「咲いている」桜に出会えました!!!

〈福徳寺のかすみ桜〉

〈川沿いのしだれ桜〉

〈見頃は過ぎていましたが、魚ヶ渕の枝垂れ桜〉

〈円山公園の「祇園の夜桜」の子桜〉

〈宝泉寺のしだれ桜〉

〈道沿いにも名も無きしだれ桜〉

〈常照皇寺の「御車返しの桜」と、立派な幹の「九重桜」〉

〈一重と八重が同じ1本の木から咲く珍しい「黒田百年桜」〉

まさに、町全体がしだれ桜の郷
それなのに、観光客はほぼおらず、静かでのどかな里山風景がどこまでも広がり
青空と桜、まさにお花見日和の一日

このままの風景をいつまでも保ってほしいと願うばかり

でも最後はやっぱり、花より団子!ですよね

地元の方が手作りの品を並べてくれています


私もパクリと納豆もち。美味~

幸せな一日でした

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