銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

スコップ一杯の命

2018年04月01日 | Hの生きる喜び、それは

広島で被爆者の方の体験談を聞く機会をいただきました
14歳の時に被爆された矢野さんと、被爆2世の古田さん、おふたりのお話でした

「一億玉砕」そんな無謀で愚かなスローガンをたたき込まれていた当時の日本
周りからは「なぜお前達が生き残ったのだ」「非国民」と後ろ指をさされ
生きていることが申し訳ない気持ちでいっぱいだったと

「せめて、生き残った自分ができることをしなくては」

そう気持ちを振り絞って、体験談を話す決意に至ったのだそうです

矢野さんの学校の生徒達のお墓。矢野さんのクラスで生き残ったのはわずか3人でした
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

原爆投下の翌日から、私は遺体の焼き番をさせられました
無数の遺体を焼くのです、川を埋め尽くす遺体を引きあげて
ただひたすら焼くのです
首からまず焼けるので、頭がゴロンと落ちてきます、
それを火の中へ放り投げるのです
次から次へと・・

炭化した身体、焼けただれた皮膚、誰が誰か分かるどころか、性別も
大人も子供も、何も分かりません

その時、私は感情を殺して鬼になりました

それが何人だったかなど、もはや分かりません
数えてる余裕などなかったのですから

でも、カウントをしないといけないのです、何人焼いたか・・
どうして数えたか

粉々になった骨をスコップで救って「一杯」
これがひとり分です

人間1人分が、スコップ一杯でした

何万と焼きました・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

想像するだけで壮絶な風景です
わずか14歳の女の子にこんなむごいことを平気でさせてしまう戦争

語ってくれた矢野さんは、今87際

被爆者の生の声を聞くことができる最後の世代である私たち
もう間もなく、その機会もなくなります

まずは「知ること」
字面だけでは伝わらないヒロシマの真実を知ることから全てが始まります

私は、広島平和記念公園へ言ったのは実に小学校の修学旅行以来でした
日本人より、外国人の方が多いことに驚きました
戦争の愚かさを知り、核兵器の廃絶に世界中の人が向き合っています

毎日たくさんの折り鶴が捧げられます
*************************************************

◆銀のステッキオススメ桜旅です◆
4/4(水) 桜のトンネル背割堤
4/5(木) 吉泉の懐石料理と、東寺の桜
4/6(金) 京都西陣、雨宝院の歓喜桜
4/9(月) 勧修寺、氷室池の桜と祇園 さゝ木の懐石
4/10(火)常神半島 神子の山桜
4/12(木) 春の山菜摘みと、巨樹 大照寺の枝垂れ桜
4/16(月) 桜の青空博物館「桜華園」
4/17(火) 京北 しだれ桜の郷

*************************************************

バス旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-st.co.jp

******************************


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする