きょうは猫の日なので、猫にちなんだ記事をどうぞ
ちなみに、サッチャー首相に飼われていた先代ハンフリーは王族にも愛され、行方不明になって帰ってきたときはクリントン大統領ご用猫、ソックスからお帰り電報をもらったこともあります。ヨーロッパの人は猫好きが多いですね。でもブレア夫人は猫嫌いという噂で、ハンフリーは労働党政権の時代、スタッフの家で天寿を全うしたそうです。その後労働党時代に猫はいつかなかったそうです。
子供の頃、大空を見上げて流れる雲をみながら「あの雲に乗ってどこまでも行ってみたい」と思ったことはないだろうか。「空を飛ぶ」乗り物は飛行機や、スカイダイビング、ハングライダー等々いろいろあるけれど、雲のように空に浮かんで風の向くままのんびり漂う不思議な乗り物、それが「熱気球」だ。
安曇野では冬、熱気球のフリーフライトを体験し、「雲に乗る」気分を味わうことができる。
大きな風船(のようなもの)につり下げられたバスケットが地面を離れると、地表の風景がみるみる遠ざかり、車や列車がミニチュアカーのようにみえたら、後は風まかせに飛んでいく。どこへいくかはわからない。
雲一つない好天なら、安曇野に広がる群青の冬空を背景に、純白の稜線がひときわくっきりと映える、雄大な北アルプスや、白い絨毯を敷き詰めたような田圃の風景を独り占めできる。
少し温かくて曇りがちな日は、雲と同じ目線で、風情ある山々や、雲間に見え隠れする太陽の様子を楽しめるし、雪解けの田圃にトラクターが残した古代絵風の幾何学模様も、田圃アートのようで面白い。
ふわふわと雲になって空中を散歩するのは楽しいが、いつかは降りなければならない。「風まかせ」とは、ただ風に流されるままにいるのとは違う
上空の風は高さによって方向が異なる。その日の風向きを読み、着陸地点として地表に風が少なく、安全に降りられる広い場所を探し、操縦するという難しい仕事が、パイロット一人に課せられている。
乗客である私達にできるのは、邪魔をしないよう指示を守り、巣ごもりの雛よろしく、ひたすらバスケットの中にこもっていることだけだ。無事着陸したら、片付けを手伝いながら、日向ぼっこをするのも楽しみだ。
あらかじめ目的地を定め、邁進するのも悪くない。そこへ行かれるまで今の場所に留まるのも良いだろう。しかし、こんな風にとりあえず飛び立ってみると、大空に吹く様々な風を感じ、自分が考える以上に存在する多くの目的地や、そこへ繋がる多様なルートに気づくかもしれない。
思い切って地面を離れ、自分に合った風を探し、風に乗り、時に乗り換える、気球を操るように柔らかな生き方もあっていい。降りた場所は自分が決めていた目的地より素晴らしいこともありうる。フリーフライトは「自分探し」をしている人達にそんなことを思わせてくれるのではないだろうか。
ちなみに、実際のフライトでは、どこへ着陸しても、そこには親切なスタッフが待っていて、出発地点まで連れ帰ってくれるのでご心配なく。
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きょうは天使のささやきの日。
空気中の水分が凍ってダイヤモンドのように輝くのをダイヤモンドダストといいますが、そのときの音を命名したものだとか。安曇野ではめったに聞こえませんが、ひそやかな音ときらきらした様子がとても綺麗です。
でも、ものすごく寒い中でしか味わえません。
冬山同様、美しいものは厳しさも孕んでいます。
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