日曜夜11時からNHKで放映されていた大好きなドラマ「文書係の事件簿 アストリッドとラファエル2」が終わってしまった。
自閉症でコミュニケーションに問題を抱える文書係のアストリッドが天才的な分析能力で犯罪事件を解決に導く、というドラマ。
筋立てにはやや無理があるが、そんなささいなことを感じさせないほど、自閉症の人達が抱える様々な事情、恋愛も含め警察内部の人間関係、児童虐待や代理出産などの社会的な問題をユーモアとウィットを織り交ぜながらうまく描いている。
いろいろ線引きするけれど自閉的傾向の強弱は誰も持っていると思う。
警察の死体置き場で監察医と交わした忘れられない彼女のセリフ。
「ここは私と君以外は皆死体だが、怖くないかね」
「いいえ。私と先生以外は皆死体なので安全です。問題ありません」
おっしゃるとおり生きている人間は何をするか分からないが、死体は物体であり、危害を加えられる心配はない。
むしろおかしな妄想で死体を怖がるほうが変なのだ。
シーズン1を見逃したが、23日からシーズン3が始まるので楽しみ。
写真は庭に咲いていたきれいな花。自然の粋な計らい。梅雨明けも間近です。