超日本びいきのフランス人作家の「優雅なハリネズミ」という本を読みました。フランスの階級意識を皮肉り、人間や人生の本質を考察したなかなか面白い内容だったのですが、唯一いただけなかったのが食べものの描写。
素晴らしく洗練された初老の日本男性オヅ氏が、自宅でディナーをふるまうシーンで「基本的には一緒に食べないのですが、これらは私の好物なので」という注釈付きで餃子とざるそばを一緒に食べるのです。泥酔した味音痴の日本人でもこれはありえません。
でもドイツ人からみたら、ハンバーグと味噌汁もありえないのかもしれません。食文化というのも面白いものです。
旅行関係のサイトはたくさんあり、時々おかしな記述をされていることがあるので、すべては無理ですが目に余るものがないかごくたまにチェックします。
驚いたのはあるクチコミ投稿サイトで「オーナー、従業員、その他施設関係者の投稿を禁じ、そのような事実があったときは厳正に対処します」という記述がありました。ということは、そういうことが横行しているのでしょう。結局インターネットは流言飛語が可視化されたものになってしまうのでしょうか。何か変です。
料理など施設やサービスに関する具体的な記述がなく、「オーナーが知的」(自分で言うか?)とか「従業員のサービスが素晴らしい」など変に抽象的なことばかり書かれているのは確かにどうかと思いますが・・・。
連休が終わりました。大勢のゲストにお越し頂きあらためて御礼申し上げます。最後は特別料理のおまけつきでした。連休で一番困るのは「何処へ行っても人がいっぱいでうんざり」というゲストの苦情です。確かに、いちどきに人が押し寄せるのは色々な面で不具合が起きやすいです。社会全体がもう少しそのことを見直し休暇の取り方を考えるべきでしょう。お葬式や結婚式で休めるのなら、ただの休みでも支障はでないはずです。まわりの模様眺めをしながら行動するのはやめて、意思を持って行動することは仕事上も大切なことだと思います。
今夜はゲストのディナーの作り残しで晩餐です。
*川中島白桃のポタージュ
*鮭のグリル・ハーブソース
*信州和牛のロースト盛り合わせ
*信州鹿のスモーク
*グリーンサラダ
*安曇野蜂蜜のブラマンジェ&安曇野産チェリーケーキ