テニスの錦織圭選手。何と対戦相手の記憶が薄いので有名とか。
でも、敗戦後その原因を分析し、練習はするけれど誰にどういう負け方をしたかを忘れるのはすごいことです。
大方の人は「あのときこんな負け方をした」などと嫌な記憶が甦り、自滅しがちなものですが、それを忘れるのも能力のうち。彼の強さの秘密かもしれません。
作家の三島由紀夫は「人は過去を忘れたり美化したりすることができなければとうてい生きていくことはできない」という類のことを言っていたそうですが、そのとおりだと思います。
テニスの錦織圭選手。何と対戦相手の記憶が薄いので有名とか。
でも、敗戦後その原因を分析し、練習はするけれど誰にどういう負け方をしたかを忘れるのはすごいことです。
大方の人は「あのときこんな負け方をした」などと嫌な記憶が甦り、自滅しがちなものですが、それを忘れるのも能力のうち。彼の強さの秘密かもしれません。
作家の三島由紀夫は「人は過去を忘れたり美化したりすることができなければとうてい生きていくことはできない」という類のことを言っていたそうですが、そのとおりだと思います。
急に暑いほどの気候になり、立派なアスパラガスがあちこちに出回り始めました。
新鮮なアスパラガスの大好きな食べ方をご紹介します。
1レモン(無農薬ならそのまま、皮が気になるなら剥いて)を冷凍しておき、凍ったらセラミックのおろし器でおろし見た目同分量のパターを入れて湯煎に掛け(オーブンの余熱でもOK)溶かし、塩・胡椒して混ぜておく。分葱を刻んでおく。
2太いアスパラ(下の固い部分は皮をむいておく)を3等分くらいにし、塩をすり込み、無水鍋か蒸し器で蒸す(これが大事)
3蒸し上がったら、そのまま温めた皿に盛り、食卓へ。1のソースをかけ好みで分葱や塩(溶けやすい極上のものを)を振り、いただく。
その他ヨーグルト辛子マヨネーズや卵と生クリームのソースも用意し、一緒にジャガイモや人参を蒸したり、焼き椎茸を添え、あとはパンとチーズで夕食になりそうです。
春に目覚めた新芽が若葉となる初夏、薫風に枝はそよぎ、淡い緑が、さわさわとまばゆく軽やかに翻る。新たな命を名残惜しげに見守る春の湿り気を、乾いた風はすっぱりと吹き払い、新芽に活力を与え、生き残る厳しさと命を紡ぐ役割を説く。
時に威勢良く、時になだめるように、穏やかな春に甘えていたい若い芽の背中を押しながら、風は緩急自在に樹々を渡る。
おずおずと枝に連なる柔らかな萌葱色が、風を受ける毎に艶やかな光沢を増し、やがて深緑の夏葉となって輝き、陽の力を樹の幹や根へと伝えるまでにたくましくなると、風はどこかへ去っていく。
五月晴れの空を、カラカラとおおらかに笑いながら吹きゆく風は、少し厳しいけれど心根の優しい、からりと潔よい兄貴風。
きのうの朝日新聞別刷りのbeに、黒柳徹子さんが通ったトモエ学園の話がありました。
トモエ学園は東京自由が丘にあり、個性を大切にする先駆的な教育を行っていました。
黒柳さんの談話に「当時、戦争に行く人を自由が丘の駅で見送り万歳をするとするめが1本もらえ、味をしめた私は何度も学校から飛び出して万歳をしました。私が見送った人の何人が帰ってきたかと思うと、子供ながら罪深さを感じます」という黒柳さんの談話がありました。黙っていればわからないことなのに、勇気がある方だと思います。
罪深いのは人々を飢えさせ、さらにそれを利用した人達です。
トモエ学園の電車の教室は空襲で焼けましたが、現在安曇野ちひろ美術館で復元されつつあります。教室内の復元は美術館内に完成していますので、ぜひご覧下さい。