「食品の裏側」という本を読んだ。これは、食品添加物商社の元社員が加工食品に含まれる添加物の実体を自らの体験を通して、半ば懺悔するために書かれた本である。
といっても「**してはいけない。」という教条的な内容ではなく、ユーモラスで楽しい内容であり、現代の生活は添加物と無縁でいることはできないのだから、消費者が正しい知識の下に、選択できるよう、食品業界はもっと情報開示すべきである、という現実的な話が書かれていて面白く読める。
しかし、例えば、ミートボールの実体が、くず肉と廃鶏と大量の添加物の固まりである、というような記述を見ると、正直な話、スーパーで買い物をするのが怖くなってくる。
東洋経済新報社から発売中 2006.02.27 時点で