昨日のゲストにご提供した、この秋最後のメニュー
* サーモンとクリームチーズのカナッペ
* 里芋と旬菜のマリネ
* サラダ仕立てのオードブル
* 林檎のポタージュ
* 鴨と鹿のパイ包み・夏ハゼソース
* ラフランスのタルト・棗添え
* 穂高の美味しい水でいれたフレンチコーヒー
安曇野はいよいよ冬支度です。
知人から「何とかの太もも」のように立派な大根を頂戴したので、長年の夢であった現代における究極の贅沢をした。
それは「大根鍋」。昆布だしで大根の輪切りを煮て、醤油をかけて食べるだけなのだが、これは美味しい水、美味しい大根、良い昆布、極上の醤油がそろわなければ、ただのわびしい食べ物になってしまう。だから現代における究極の贅沢なのだ。
大根の甘みと醤油のうま味、昆布だしのおいしさ、2つ食べる頃には、身体が芯から温まる。おなかいっぱいでももたれず、特に胃腸が疲れ気味の方にはおすすめしたい。
蜂蜜屋さんで「秋の蜂蜜」というのがあった。そば、萩など秋の花の蜜で、濃いセピア色だ。「ちょっとくせが強いかも・・」とお店の人がいうので、興味が沸いて買ってみると、これがおいしい! ソースの隠し味にもよさそうだ。
ゲストの中には「地元産のこだわりの皿がみあたらない」とおっしゃる方がいるのだが、私は椎茸の丸焼きなど「いかにも」といった趣向はあまり好きではない。
訴求性には欠けるかもしれないが、さりげない形で供し、味わってみて納得してもらうのが好きだ。だからご自分でお料理する人たちとは、楽しく会話が弾む。
きょうのデザートはラフランスのタルト・秋の蜂蜜風味。
秋も深まり、気温もようやく下がってきたので、スモークサーモンの支度をした。私達は日本の秋鮭を燻製している。お天気と相談しながら、仕入れをし、あらや白子も料理するので大忙しだ。でも今年もおいしい鮭が手に入ったので、楽しみ。白子もおいしかったし・・・