今年の1月にレース後に骨折し復帰を目指しているレッドブラッサムの近況です。
手術後何度か左膝に熱を持つことがあったり骨膜が出たりと4・5月ぐらいまで
グズグズしていて治りが遅い印象がありましたが、山元に移動して乗り出してからは
案外進捗が早かったように思います。
気性が前向きな事もあって頑張って走っちゃうんでしょうね~

ちょっと反動が気になりますが、このまま順調に行ってもらいたいですね。
怪我した時のコメントとその後&最近のコメントを時系列にアップします

レッドブラッサム
2015.01.18
厩舎に戻ってからの馬体チェックで左膝に熱感があったためレントゲンを撮ったところ、
左前膝部分の骨片が飛んでいるのが確認されました。近日中に骨片除去手術を行う予定です。
2015.01.21 (黒岩厩舎)
トレセン内の診療所に入院中。
黒岩調教師「昨日トレセン内の診療所へ入院しました。本日13時から手術の予定に
なっています。未勝利を勝たせて頂き、クラシックにも行ける馬と期待していただけに
残念でなりません。術後は経過を見て放牧に出る事になりますが、また強いブラッサム
をお見せできるよう、厩舎一丸となって頑張って行きたいと思います」
2015.01.22
(黒岩厩舎) 舎飼。
黒岩調教師「昨日無事に手術が終わりました。曳き運動などをして動かすと骨膜が出てくる
可能性があるので、1週間ほどは舎飼で様子を見ます。今のところ疝痛になったりする事は
なく、体温も平熱を保っています。今日から4日間は抗生物質の注射をして経過を見る予定
でいます。飼葉と投げ草は少なめに与えていますが、時間を掛けながらもきちんと食べて
くれていました。順調に行けば来週水曜日に抜糸して退院の予定になっており、その後も
問題なさそうであればミホ分場へ放牧に出す予定にしています。放牧してからも時間は
掛かってしまいそうですが、1つ勝っていますし、慌てずに進めて行きたいと思っています」
2015.04.10
(ミホ分場)
曳き運動を朝夕15分。
担当スタッフ「先週末にレントゲンを撮ったところ、
右膝は問題ないのですが、左膝には
少し骨膜が見られました。それでも軽く動かす分には大丈夫との事なので、様子を見ながら
曳き運動をしています。今は体も大きくなって来ていますが、乗るようになれば気性から
仕上がりは早い馬なので問題ないと思います。まずは左膝をしっかり治すように進めて
行きます」
2015.05.01
(ミホ分場)
曳き運動を朝夕30分。
担当スタッフ「
まだ若干、左膝に熱を持つこともありますが、歩様には見せていないので、
少しずつ良くなっていると思います。来週からはダクを1200~1600m乗ってみて、膝の
状態を見ながらペースを上げて行く予定です」
2015.05.08
(ミホ分場)
マシン60分、ダク1600m。馬体重470キロ。
担当スタッフ「今週から軽く乗り始めました。
左膝の方は乗り始めてからも少しずつ良く
なっていて、熱も持たなくなっています。この後もケアしながらゆっくり進めて行きます」
2015.06.19
(山元トレセン)
担当スタッフ「6/13(土)にミホ分場から移動してきました。馬体重は475キロ。今は週に1本、
坂路を20-20くらいで乗って調整しています。膝の状態は落ち着いており、レーザーなどで
ケアしながら様子を見ていますが特に問題ありませんね。ただ、
体全体に緩さが感じられ
ますし、左前には若干の骨瘤が見られることから、こちらもあわせて治療しながら進め
ています。しばらくは軽めのメニューで調整していく予定です」
2015.07.09
(山元トレセン)
担当スタッフ「先週末にキャンターを乗った感じも問題なかったので、今週から坂路
調整を再開しています。火曜日に16-16を2本。稽古後も問題なく、週末も同様の
ペースでの調整を予定しています。左前の骨瘤も気になりませんので、体調や動きに
不安がなければ、来週から15-15へ移行というイメージでいます。体は絞れてき
ていますが、スクミの件もありますから、もう少し無駄肉を落としつつ絞っていき
たいところ。成長分もありますけど、まだ余裕も感じますからね。坂路の動きも
締まってきましたし、この調子でトモ・腰の強化を意識しながら進めていければ
と思っています。膝など脚元に問題はないですよ」
2015.07.16
(山元トレセン)
担当スタッフ「
予定通り今週の火曜日から坂路で15-15を開始しました。翌日は
常歩、今朝はキャンターで様子を見ていますが、歩様なども問題ないですね。馬体重は
468キロと変わりませんが、無駄肉を落としていく方向で今後も進めていきます。
15-15の感じを見ながら、次の段階への移行についても考えていきます。このまま
リズム良くペースアップしていけるように、頑張ってもらいたいですね。トモや腰は
すぐには固まってこないですが、乗り出し開始後も悪い感じはありません。今後も
乗り進めていくなかで、焦らずにじっくりと強化していければと考えています」
2015.07.23
(山元トレセン)
担当スタッフ「今週は坂路で2ハロン26秒8のタイム。速めメニューで前を走ってい
た馬に引っ張られてしまって、少し予定よりもペースは上がりましたが、稽古後も
スクミはないし、硬くなるような感じもありません。動きも良かったし、走りにも
余裕がありました。先週末に退場した黒岩先生も、馬の良化を十分に感じてくれました。
新潟の後半で使えればという話でしたので、このまま進めば8月初旬の移動になるかと
思います。
9月6日の新潟・芝1400mが目標になりそうですね。馬体重は462
キロと少し絞れてきています。脚元も不安なくきていますし、体調面も問題ありませ
んので、移動を視野に乗り進めていきたいと思っています」

ちょっと急ぎすぎ? な気もして再発の不安もあるけど、ひとまず復帰の予定まで
目処が立ってきたレッドブラッサム。