2019年2~3月の日本滞在8日目。
母の特養入所とお伊勢参りが終了
しましたが、せっかく長男がいる
ので名古屋にもう1泊しました。
朝の1杯をげっとして
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電車に乗ってやって来たのは
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岡崎のまるや八丁味噌
ここは工場見学ができ、名古
屋に住んでから赤みそ好きに
なった長男のお勧めでした。
約700年前の延元2年(1337年)
にこの地で開祖大田弥治右衛
門が醸造業を開業。だから大
田商店だったんですね
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ガイドさんの説明を受けつつ、
コースに沿って見学開始
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手作りの八丁味噌製造工程
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基本のキの行程ですが、その
すべてが伝統に忠実に行われ
古来の手法を守っているそう。
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米麹や麦麹を使わず、大豆の
全てを麹にした豆麹だけで作
られるのが豆味噌で、赤みそ
のすべてが豆味噌ではない
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ということをやっと理解💦
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4日で大豆だけの味噌麹が完成
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これに塩と水だけを加えて高
さ約2mの大桶に仕込みます。
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仕込んだ蔵がズラっと並ぶ蔵
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壮観です。
人の背丈より高い木桶の重量は
約700キロ。1つの桶に約6トン
の味噌が入り、その上に円錐形
に積まれる重石は3トンにもな
り、写真ではわからない重量感
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このまま二夏二冬かけて熟成さ
せる昔ながらの手法で作ります。
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重石を使うのは、他のものでは
重心が均等にならず桶が壊れた
り、地震に対応できないから。
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桶が壊れたら全てを失います。
石には必ず芯があり、それを内
側に向けて積むので、地震で崩
れることがなく桶も壊れない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/light.gif)
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芯の位置を見分けるのも職人技
そのため石積職人という伝統の
技を継承する集団がいるそう。
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桶の新調時に記名された石積職人
平成28年(2016年)製造の新しい桶
これらは昭和7年(1932年)の桶
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/6c/6dbb743db112d39e39cf0c52d60b2ca8.jpg)
87歳だった母と同い年
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桶の平均寿命は約100年だそうで
まるやには200本の桶があるそう。
蔵の中だけでなく外にもたくさん
の桶があり、味噌を洗い流さずに
天日干しにすることで、桶にこそ
美味しい味噌を作るたくさんの菌
がいるので、培養しているとか。
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雨風、雑菌に晒される方がいいと
いうのは抗菌・無菌より自然で、
桶の中の小宇宙をのぞいた気分。
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一番印象に残ったのが江戸時代か
らの一番古い蔵をのぞいたとき。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/57/89f5c87b62760e5dc2124950ffd4ee40.jpg)
「これはもう絶対何かいる
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と感じられる異次元空間で建物そ
のものが魂を宿しているような
非常に特別な場所に思えました。
自然のような演出のような古く
からの用具が周囲に馴染みます。
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なんとも判りやすい道路標識(笑)
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旧東海道。こんな道幅とは。
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まるやの所在地は岡崎城から西
へ八丁(約870メートル)の距離。
それで八丁味噌というそうです。
岡崎城
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なので旧東海道を挟んで向かい合
う2軒の老舗まるやとカクキュー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/9f/d91ab55c22440b14ccd9e9ce6fd2d4d8.jpg)
のみが八丁を名乗れるはずなの
に、他所で作った八丁味噌が多
く出回っているんだそうです💦
見学後いろいろ買ってみました。
箱入りのは樽から出した味噌を
そのまま詰めた粒入りで絶品
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ピンクの容器のゴールドは今や
冷蔵庫の必需品になりました。