神奈川県立小田原城内高校 2011年秋 後編

先週末の11月6日、自治会の防災訓練の会場となった小田原城内高校に出かけた。閉校から7年、静かに時が過ぎゆく無人の校舎のまわりをカメラ片手に歩いた。階段を上りテニスコートから1段上へ。校舎の外周に沿って歩く。途中、渡り廊下を通過。階段状の下駄箱だろうか、面白い作りになっている。東側校舎の外周から北側へ歩く。木々の向こうには城山の住宅街を望む。埃で汚れたガラス越しに校内を撮影。当然ながらまったく人の気配がしない。北側校舎の玄関前は少し広くなっている。周辺の木々は桜だろうか。玄関上の時計は止まっていた。小田原城内高校は校舎が東西南北にロの字に配置されている。西側校舎から中庭へ向かった。校舎に囲まれた中庭を歩く。この中庭は現在でも維持管理が行われているようで、雑草もそれほど見かけない。中庭の真ん中にある池には金魚も泳いでいた。中庭を東側に歩き西側の校舎を撮影。西側校舎の2階の渡り廊下から中庭の俯瞰が撮影出来そうなので戻る。　2階の渡り廊下へと続く外階段。生徒の往来が無くなり階段は苔むしていた。滑りやすい外階段を上り2階の渡り廊下へ。結構傷みがある。西側の2階渡り廊下から中庭方面を撮影。所々、手すりのペンキが剥げて錆びついていた。　2階から中庭の俯瞰図。上から見ると直線的な区割りの中に丸い植栽が配置されていてなかなか美しい。　2階から外階段を下りて西側校舎の外周へ。右側の一段上がったところがグラウンド。一段上に上がると雑草に覆われたグランドに出た。グラウンドの片隅には陸上大会の優勝記念碑。名前の刻まれた人はもう70歳前後になっている。雑草に覆われたグラウンドの所々に小さな花が咲いていた。グラウンド沿いには建物が２棟ある。この建物は体育関係と部室のようだ。その横に、もう１棟古そうな校舎が建っていた。グラウンドの隅から全景を撮影。グラウンドからスロープを下り正門方面へ。正門付近を東側から撮影。正門横の大きなソテツは小田原城内高校のシンボルツリーのなのかもしれない。防災訓練帰りに校舎前の道路から正門を撮影。曇天で綺麗な写真が撮れなかったのが残念だが、静かな校舎の周りを歩くのはなかなか面白かった。次の撮影の機会があることを願いつつ、小田原城内高校を後にした。