アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

自分を信じる 2

2009-07-16 14:54:09 | 心や気持ちのお話
あの偉大なマイケルが、どんなに成功しても、いつもどこかしら自信がない様子
だった、なんていうからには、小さい頃から、よほど否定的なことを言われ続け、
その言葉に、彼自身支配され続けてしまったのでしょうね。

実体のないものに、しかももう不必要で意味のない否定的な言葉に、自分でも気づかず支配されている状態。
すごく苦しい状態です。

この状態のことを「思いこみ」と言い換えることもできるのかもしれません。

不思議なことに、物事をフラットに見ることのできる第三者は、
この「支配され状態」を、即座に見抜けたりします。

が、当の本人は、たぶんその状態に長年呑み込まれてしまっているせいで、
全然わからない。

「それは、あなたの思いこみよ。」
なんて言われようもんなら、猛烈に反発してしまいます。

とんでもない、自分は本当にダメな人間なんだから・・・。

「本当にダメな人間」と思いこんでしまった人は、どうするか?

「ダメじゃない人間にならなくちゃ。」
と、必死に努力します。

しかも、際限なく。
まだダメ、まだダメ、もっとがんばらなきゃ!!
と。

この自分叩きには、終わりがないのです。
で、いつか疲れてしまいます。

「より高い所、完成を目指して、一所懸命に努力し磨く」
という尊い姿と自分叩きは、一見ちょっと同じに見えるんですが、
で、本人も錯覚したりするんですが(私がそうだったんですが)
ある一点が、決定的にちがうんですよ。

エンジンが、違うの。
考えたり行動したりする時のエンジンが。