アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

創るよろこび

2010-08-18 15:14:56 | パステルシャインアート
こちらのイルカさんも、ステキです。

写真がボケてて、ほんとにツライ。
いったいどうやったら、きちんと撮影できるのかしら?

実物は、とても鮮やかな、緑とライムグリーンのグラデーションによるイルカさんです。

周囲の海の部分が、最初、青だけだったら寂しい感じになってしまったということで、イルカの周りに、
ほんのりとピンクが入っていて、そのおかげで、とても明るい画面になっています。

これらのイルカさんは、白紙のポストカードにパステルで描いていますので、そのまま誰かに送る
ということができます。

こちらのママは、差し上げる相手の方がいるようでした。

イルカというと、黒々した流線型の体を思い浮かべますが、こうやって、いろいろな色で
自由に楽しめるっていうのが大事かなぁって思います。

もし、自分が子どもで、こういう色とりどりの可愛いイルカを描いた時、母親や周囲の大人が
「何それ? イルカは黒でしょ!」

なんて言ったら、すごく悲しいですよね。

これは極端な例だけど、形を変えた似たようなことは、みんな経験しながら大人になってきたんじゃないかな。

私のアートセラピーのワークには、「今一度、制限無しの子供時代の感覚に戻って、自由に創造する」
という目的があります。

誰にも何も言われないで、自由に創るって楽しいよね。

ブツブツ独り言なんて言いながら、夢中になって無心になって、泥団子なんて作った記憶
ありませんか?

途中で壊れちゃって、失敗しても失敗しても、全然めげないし、疲れもしない。

「失敗」なんていう意識すらない。

「あ、壊れちゃった。それじゃ、今度はもっとこうしてみよう。」

と、いよいよファイトとワクワクの固まりとなり、ぐんぐん創り続ける。

この力、どこから来るのでしょう?
誰かから、何かから、パワーをもらうのでしょうか?

とんでもない。
内側から、無限の泉のごとく、どんどん湧きい出てくるんですよね。

遠い昔に、私達はみな、何らかの形で、この体験をしていると思います。

つまり、この、内側からこんこんと湧き出る、失敗知らず疲れ知らずの力を、みんな持っている
っていうことだよね。

自由に表現し、自由に夢中になって創ることによって、この忘れ去られていた力を取り戻したい、
これが、私のアートセラピー・ワークの、大きな目的のひとつでもあります。