アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ふたつの大事な日

2011-05-25 15:31:21 | 日記
昨日、お誕生日のことを書いている間中、もうひとつの「大事な日」のことが頭に浮かんでいて
ずーっとそれが離れなくて、でも、さすがに「今日書くのはな~」と思っていた日があります。

それは、命日。

この世に生まれた人は、全員必ず持つよね。
誕生日と命日。

私はまだ誕生日だけだけれど、いずれは命日も持ちます。

なんか、不思議だな~と思って。

生きている間は、誕生日が一番大事で、みんなに祝ってもらったりするし、免許証だの
病院の問診票だのにも、あたりまえみたいに「生年月日」として書きます。

生きている限り、お誕生日は、その人を表す大事な要素のひとつであり続けます。

でも、死んだとたんに、今度は「命日」が、誕生日より断然大事な日になってしまうのよね。

一周忌だの三回忌だの月命日だの、こんどは、その人を命日で語る事の方がずっと多くなります。

なんか不思議。

あの世に行ったとたん、この世のお誕生日は霞み、旅立った命日が大事になる・・・。

回転扉の向こう側とこっち側を見ている気分。

こっち側のお誕生日は、向こう側から見ると命日で、こっち側の命日は、向こう側ではお誕生日、みたいな感覚。

ふたつあるけど、実は、こっち側からと向こう側から別の呼び名で言っているだけで、
実は同じ日なんじゃないかな~、みたいな不思議な感覚。

だとすると、やっぱり
「どーせ死ぬんだから」
みたいな、投げやりな生き方はできないわねぇ。

だって、死んだら終わりどころか、続きがありそうだし。

でもって、その「続き」っていうのは、やり残した宿題、嫌がって逃げていた課題だったり
しそうだもんね~。

だから、格好悪くてもへなちょこでも、やっぱり、真面目に一生懸命生きましょう!
(52才の抱負)