アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

好きじゃなかったものが好きになる

2016-10-30 16:10:52 | 美術・芸術
それまで好きではなかったものが好きになるって、よく考えてみれば、お得なことですよね。

それだけ、人生の楽しみが増えるんですものね。

昨日は、日本画の話をしましたが、それ以外にも、素描や習作なんかも
大好きになりました。

昔は、色鮮やかに塗られた、完成された洋画作品を見て
「きれい!すてき!」
と、単純に思い、鉛筆やらコンテやらでサラサラッと描かれたデッサンは、
未完成品のように感じ、色も地味だし、退屈な絵だなぁ、なんて思っていたのです。

でも、最近は、そのサラサラッと描かれたデッサンが、作家の息吹のようなものを
ダイレクトに伝えてくれるようで、たまらなく興味を抱くようになりました。

それで、昔はつまらなくて素通りしていたような素描の前を、前のめりになって
食い入るように見つめるようになったわけです。

「ん-、すごいなー、うまいなー」
とかつぶやきながら、作家がどんな風にこれを描いていたかなどを想像して、
すごく身近な気分、楽しい気分になることができるようになりました。

オトナになったのかしらね?

先日は、お豆腐の話をしましたが、小さい頃は牡蠣も嫌いでした。

でも今は大好き。
フライにしてもお鍋に入れても。

好きじゃなかったものが、好きになる・・・オトナになるって良いことだわね。