アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ターナー展

2018-06-01 16:07:56 | 美術・芸術
昨日は、損保ジャパン日本興亜美術館に「ターナー 風景の詩」という展覧会を
見に行きました。

入口のチケット売り場からの展望がすばらしくて(ビルの42階だから)、思わずカシャリ。



ターナーは大好きな画家ですが、今までこれほど充実した展覧会は無かったのでは?
と思います。

「ターナー」と名前が出ていても、ターナーを中心として、その時代の画家だったり
同じようなモチーフを描く画家と一緒の展覧会だったりで、例えば全部で80点の作品が
あったとしても、ターナーの絵はせいぜい半分かもうちょっと、という感じだったと思います。

でも!
この展覧会は100%ターナーなのよ!!

ターナー好きにはたまりません。もう満足満腹。



しかも、水彩画が数多くあり、彼の美しく透明な空気感を堪能することができます。

私は、ターナーは水彩画の方が圧倒的に良いと思いました。

油彩画も数点あったけれど、なんかピンと来なかったなぁ。

水彩画で、木の葉の一枚一枚まで綿密に描き込んである絵の方がずっと美しいと感じました。

イギリスっていうと、ロンドンのような都会は別として、妖精のようなやや異界に近い雰囲気を
私は感じるのですが、ターナーの絵って、まさに妖精が宿ってるような、妖精に描かされているような
なんか不思議な雰囲気を感じるんですよね。

展覧会場をゆっくり歩いていると、美しい不思議な世界に迷い込んでしまったみたい。

あとね、銅版画もたくさんありましてね、それもまたすんばらしく良かったですよ。

唸りました。うーーーむむむって・・・一人で行って良かった