アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

お料理教室での学び

2010-02-14 15:34:32 | 日記
日頃、生協のパルシステム(宅配)を利用させていただいているのですが、その主催による
お料理教室に参加いたしました。

講師は、遠く北海道野付半島からいらした、野付漁業協同組合の女性部のお母さん達です。

「野付半島」って、地名は知っていたけど、地図で見るとほんとに遠く。
ちょうど知床半島と根室半島の中間くらいです。
遠くから来てくださったのですね。

生協主催ですから、まずはお勉強会。
野付での漁業について、ビデオを見ました。

シマエビの漁の様子を見ていましたら、いっぱい水揚げされるんだけど、すぐにエビさんたちを
ていねいに選別して、5センチに満たない小さなエビは、どんどん海に返していくの。

小さい子は捕らない、ちゃんと育つまでは愛情をこめて守ってあげているような感じで、感動してしまいました。

一事が万事その姿勢。

鮭もホタテもあさりも、もちろん漁をして、どんどん水揚げするけど、子どもの貝を育てたりすることも、
あたりまえみたいに平行してやっていらっしゃいました。
しかも、徹底して。

野付は、もともと豊かな漁場だったんだけど、乱獲して、水揚げが一時激減してしまったんだって。
それで、「これじゃいけないんだ」ってわかって「育て守り、収穫する」体制を年月かけて
作られたというお話です。

一方、女性部のお母さんたちは、これまた乱開発の末、丸坊主になった山を前に
「森が豊かでなければ、決して海も豊かにはならないのだ。」
と気づきます。

スコップで穴を掘り、一本一本、もくもくと木を植えるお母さん達の姿をビデオで見て、
ちょっと泣きそうになってしまいました。

野付産のホタテとかは、パルシステムの中でも品質もお値段も高く、滅多に買ったことがなかったのですが、
「これからは、買おう!」
と決意したワタクシです。

おいしくて品質の良いものを買うことで、私たちはおいしいものを食べる幸せと健康な体を手に入れ、
生産者の皆さんは、生活の糧を手に入れることができる。

これが正しいお金の使い方じゃん、と遅ればせながら、吝嗇のワタクシは学んだのであります。


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1 コメント

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いい物はいい値 (okapy)
2010-02-15 10:40:42
自然からいただいた食べ物は、本当に多くの人の手や気持ちが関わっていて。私は、良い食べ物は決して安価なモノではないと感じています。(高級とかじゃあなくてね。)
最近、ウチの近くに激安スーパーができましたが、ホントにこの値段?価値としては疑問に思えます。

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