書名:『薔薇族』編集長
著者:伊藤文學
出版社:幻冬舎アウトロー文庫
出版年:2006年
ジャンル:ノンフィクション
内容紹介(背表紙説明より)
1971年に創刊された伝説のゲイ雑誌『薔薇族』。非同性愛者でありながら、日本全国のゲイ読者の悩みや気持ちに応えつづけ、警察からの呼び出しや、発禁、廃刊にもめげず2006年には三度目の復刊を果たした。30年以上闘ってきた編集長の原動力とは? 美輪明宏、寺山修司らから絶賛されたその魅力に迫る第一級ノンフィクション。
社会的少数者としての同性愛者の立場を世間に訴え、差別や偏見を無くそうという意図で伊藤文學氏を編集長として発刊された『薔薇族』。
創刊号は1万部が完売するという売れ行きだったそうです。しかし、掲載した小説やグラビアが猥褻に問われ、警察沙汰になることもしばしばありました。
今でこそ多様性が叫ばれる世の中になりましたが、当時はやはり凄い偏見があったんでしょうね。
「人と違うこと」、「自分と違うこと」に恐怖を覚えちゃうのが日本の国民性だから、その間の溝が埋まるまではもう少し時間がかかるかもしれません。
よろしければ、応援クリックお願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます