2017年10月
市の外郭団体主催のバス研修ツアーで息子と京都市南区西九条にある『京都市市民防災センター』に行った時の様子を再録します。
京都市市民防災センターは1995年にオープンした施設で、災害時に不可欠な防災知識や災害時の行動を『見る/聴く/触れる/感じる』ことで学ぶことができました。
管理人たちが訪れた直前に来場者が200万人に到達したそうです。
近畿地方の断層を説明したパネルや防災用品を興味深く眺める子供たち。
まずは1階にある地震体験室で震度7(阪神・淡路大震災や東日本大震災クラス)の揺れを体験しました。
こりゃ、立ってることもできませんね
こんな揺れが突然襲ってきたら、冷静に判断することもままならないような気がします。。
近い将来必ず起きると言われている南海トラフ巨大地震のことを考えるとかなり心配になりました。
地震が起こり得ることを前提に準備・訓練しておくことの重要性を感じました。
強風体験室で風速32m/s(時速115km/h)を体験
風速10m/sで傘の骨が折れる、20m/sで瓦が飛ぶ。30m/sでは電柱が倒れたりするレベルの風速だそうです。
体験中はバーを掴んでるから大丈夫ですが、かなり怖いです・・・
2階の避難体験室で火災時避難のレクチャーを受けた後、ホテル火災を想定して、ホテルの廊下を再現してある煙が充満した通路で訓練です。
姿勢を低くして、煙の中にかすかに浮かぶ非常灯や非常ドア表示をたよりに脱出することができました。
この訓練をすると、知らない建物内で火災にあった時、パニックになりかねないということが良く分かると思います。
ホテルに宿泊する際は最低限、非常扉・避難経路の確認と懐中電灯の場所を把握しておくだけでも冷静に行動できるという係の方の説明は納得できました。
3階はこれまでに無かったような都市型災害を体験できるコーナーになっていて、この都市型水害体験コーナー「4Dシアター 迫りくる地下街の恐怖」が結構インパクトありました(※劇場内撮影禁止)。
この体験コーナーはステージの壁面、床面、階段全てがスクリーンになっていて、地上から押し寄せる雨水で地下街が浸水していく様子の映像が映し出され、その状況をリアルに体験することができました。
水深40cmに設定した非常扉は管理人と息子二人で押してもビクともしません
30cmでは何とか開くのですが、10cmの差でこんなにも違うとは驚きです。
都市型水害体験コーナー 「アンダーパスの恐怖」
水深50cmに設定すると、車のドアを開けようと思ってもドアがビクともしません・・・
3階のフロア中央には京都市消防局航空隊の「ひえい号(ユーロコプター社ドーファンⅡ型)」がドーンと鎮座。
航空隊には当時、「ひえい」と「あたご」の2機の防災ヘリが現役で活躍してて、これはおそらく同型機を使ったレプリカでしょうね
災害・防災体験をした後は少し自由時間があったので、参加した子供たちは3階のキッズ・ファイヤーパークで消防士のゲームなどで楽しんでました
疑似体験とはいえ、かなり怖い思いをしました。事前の準備って凄く大切なことがよく分かりました。
※今は緊急事態宣言中のため体験プログラムは休止しているそうです。
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皆さんも防災センターでの体験をされましたか。
震度7体験は怖いですよね〜!
私も名古屋市の防災センター(港区)で留学生達と一緒に体験した事が有りますよ。
煙に巻かれると全然見えなくて怖かったです。
天災は突然起こるので備えが大切ですね。
お子さんにも良い体験をされましたね👏
コメントありがとうございます。
名古屋にも防災センターがあるんですね。
やはり南海トラフのことが頭をよぎります。
場所柄、津波の心配は無いのですが、私の地元でも震度6くらいが想定されてます。
備えは大事だなと気づかされました。
いつもありがとうございます。