2019年8月
兵庫県豊岡市にある兵庫県立コウノトリの郷公園に家族で出掛けた時の記録です。
コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという逸話って、今の子供は知ってるんですかね
ここは子宝ご利益スポットとしても有名らしく、この鐘の前には大きなコウノトリの巣が置いてあって、中に入って写真を撮ったりもできました。
郵便ポストもコウノトリ。
コウノトリ文化館に入ってみました。
かつては日本の広い範囲に生息していて、湿地帯の生態系の頂点に君臨したコウノトリ。
1971年にここ兵庫県豊岡市で最後の野生個体が捕獲され、国内でのコウノトリ野生個体群は絶滅しました。。。
圃場整備や農薬によりコウノトリの餌となる水生生物の生息環境の消失や営巣地である林の伐採などがその原因と言われてます。
コウノトリの剥製
このコウノトリ文化館ではコウノトリ復活のため兵庫県と兵庫県立大学、豊岡市が共同で取り組んでいる人工繁殖、放鳥事業活動が紹介されてました。
近くにあるコウノトリ保護増殖センター(非公開)では国の天然記念物であり県鳥でもあるコウノトリをロシアから導入し、増殖研究、保護研究が行われてます。
アオサギとコサギの剥製
安心・安全な食品販売とコウノトリグッズ
地域の皆さんもコウノトリが再び住める環境になるように農薬使用の低減化などに協力しているという話も素晴らしかったですね
この施設は入館無料でしたが、コウノトリ保護のためわずかばかりの金額を寄付させて頂きました。
コウノトリが闊歩するオープンケージ。
コウノトリはここから自由に外界へ飛んでいくこともできます。
コウノトリは全長110cm、翼開長195cmにもなる大きな鳥。
繁殖個体の放鳥が始まって今年で16年。
今ではこの施設由来のコウノトリの野生での繁殖が主に北陸~山陰で確認されてるそうです。
遠い所では栃木県、千葉県でも野生繁殖後の若鳥が確認されてます。
公園の周辺には営巣用のこんな高い塔がいくつか設置されてました。
コウノトリがまだいた頃はコウノトリが子育てしている様子を見ることも農村では一種の娯楽になっていて、露店まで出たそうです。
公式ホームページでは館内の展示情報がほとんど掲載されてなかったからあまり期待してなかったけど、実際はかなり見応えのある施設でした
駐車場横にはお土産もの屋さんもありました。
日本全国でコウノトリが飛ぶ風景が早くみられるようになるといいですね
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