「いもようかん」
主な伝承地域 台東区
主な使用食材 さつまいも
歴史・由来・関連行事
「いもようかん」は、主な使用食材のさつまいもを蒸して練り上げ成型させたもの。明治時代に、浅草にある芋問屋と菓子職人が一緒に作り出した和菓子である。当時、練りようかんは高価なもので、庶民は口にする機会が少なかった。芋問屋と菓子職人は、手近な食材のさつまいもを用いて練りようかんの代用となるような和菓子を考案し、さつまいもの研究から調理法、調味料の配合など、試行錯誤を繰り返して「いもようかん」が誕生したと伝わる。練りようかんよりも安価で入手できるいもようかんの登場は、庶民の身近な和菓子として歓迎された。
食習の機会や時季
主材料のさつまいもがあれば通年作ることができ、おやつとして食すことができる。和菓子屋でも購入できるが、家庭でも気軽に作ることができる甘味品のひとつ。
飲食方法
皮をむいたさつまいもを加熱してやわらかくし、温かいうちに大きなかたまりがなくなるまで良くつぶし、砂糖を加えてペースト状にする。さつまいものヘタに近い部分は繊維質が強く硬いため切り落としておくと裏ごししやすい。
保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
全国の和菓子店で通年購入できる。インターネットやSNSで「いもようかん」のレシピも公開されており、気軽に家庭で作ることができる。
*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/34_23_tokyo.html より
「舟和の芋ようかん」は、もう何十年も前にお袋から教わっていて、本店まで買いにいったことともある。今では東京駅などでも販売しているので、機会があれば買うことも。といっても何年も東京に立ち入っていないので、なかなか買えないけど。
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