ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

稲田氏でいいのだろうか。

2016-11-30 20:44:57 | 徒然の記

 11月17日付の千葉日報を見て唖然とした。「自衛隊 新任務の行方」と題する連載記事だ。掲載された写真の中央に、ジャンバーに手を突っ込み、体にぴったりの白いパンツにブーツ姿の若者が映っていた。写真があまり鮮明でないが、その若者が笑顔で振り返っている。

「原宿か、六本木あたりをうろついている若者が、なんで自衛隊員の中に混じっているのか。」、そう思って写真の説明文を読み、唖然としたのだ。「南スーダンに派遣される陸自部隊の、新任務訓練を視察するため、陸自岩手山訓練場を訪れた稲田防衛相(中央手前)」

 この軽薄ななりをした若者らしき人物は、なんと、稲田防衛相だった。南スーダンへの視察時にも、レジャーに出かけるような服装で顰蹙を買っていたのに、今回も同じことをやっている。緊迫した現地の事情を知っていても、まだこんなおかしな服装で訓練場に出かけるのかと、次第に怒りが込み上げてきた。

 自民党が野党だった頃、民主党の閣僚を追求する舌鋒は鋭かった。保守の気概にも溢れていたが、いざ防衛相の任に着くと、別人のような醜態を晒している。期待していただけに、落差の大きさに幻滅感が漂う。命がけの隊員を視察するのなら、自身も気を引き締め、服装だって国防の任にある大臣らしく、キリッとした制服を身につけるべきだ。肩までかかる長い髪毛も切り詰めず、踊り子まがいのひらひらした衣装もやめず、どこに防衛大臣の峻厳さがあるのだ。隊員たちが敬意を払う気になれず、「頼りない大臣」とビラに書かれても仕方あるまい。隊員を罰する前に、心得違いの大臣を処罰すべきでないのか。

 先日は蓮舫氏について疑問を抱き、ブログで批判したが、稲田氏もその軽薄さと無神経さにおいて、蓮舫氏に劣らない人間だ。一時は次期総理かと、そんな噂もあったけれど、総理どころか、防衛相だってちゃんと務まるのか。疑問が先に立つ。野党議員の質問に言葉を詰まらせ、涙ぐむなど言語道断の所作だ。まさか安倍総理は、自衛隊の士気を落としめるため、稲田氏を防衛相に選んだはずもなかろうに、就任以来今日まで彼女がやったことはプラスのものは皆無だ。

「稲田氏でいいのだろうか。」と、まず総理に聞きたい。次には、保守自民党の議員諸氏に聞きたい。「国防のトップが、あんな無様でいいのか。隊員に代わって、一言言わないでいいのか。」

 いくら女性を活用すべしと言っても、実力の伴わない人物まで活用するのは間違っている。反日のマスコミも、稲田氏に文句をつけないところをみると、勘ぐらずにおれない。「稲田氏が防衛大臣をしてくれる限り、自衛隊の弱体化が進む。有難いこと。」・・、マスコミはほくそ笑んでいる。

 

コメント (4)
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