まず最初に、2月8日の千葉日報 ( 共同通信社の配信 ) 記事を紹介いたします。いつものように、大見出しの活字を転記します。
「警鐘鳴らした医師死亡 中国政府に高まる不信」「原因不明の肺炎はデマと、摘発」「国民の怒り爆発で扱い一転 英雄」
死亡した医師の写真と、雪の上に書かれた哀悼の言葉の写真が、二枚掲載されています。書き出しの部分をそのまま転記しますが、人権無視の国らしい、ひどい話です。
「中国武漢市で昨年12月、原因不明の肺炎の存在に、」「いち早く警鐘を鳴らしていた、男性医師李文亮さん(33)が、」「新型肺炎で1月7日死去した。」
「当局はデマを流したとして、李さんを摘発しており、」「国民の怒りが爆発。」「習近平指導部は、高まる不信に、」「一転して李さんを、英雄扱いにし、」「社会の動揺を鎮めようと、躍起だ。」
通信アプリを使い、グループ内で注意を呼びかけた李氏らに対し、公安当局はデマを広げたとして、8人を摘発しました。記事には、その折の状況が書かれています。
「李さんは、ニュースサイトの取材に応じ、」「臨床現場に警告するのが目的だったと、説明。」「デマを流したと認める文書に、署名を強いられたと証言した。」「報道が拡散し、理不尽な摘発に、批判が噴出した。」
「隔離治療中だった李さんは、その後感染が確定し、死去。」「通信アプリや投稿サイトには、嘆きや怒りが溢れた。」「信じたくない。」「死ぬ必要はなかった。」「私たちには、言論の自由が必要。」「そして北京では、雪の上に、」「さようなら李文亮 ! 」「との言葉も書かれた。」
こうなりますと、湖北省と武漢当局は、一転して李氏を称賛し始めます。新聞が写真付きで報じ、党機関紙も追悼します。しかし一方で政府の宣伝局は、報道機関に対し、緊急の指示を出しました。
「死去を、政府系メディアの報道に沿って伝え、」「独自の取材や、独自の情報に基づき、」「勝手に報じることを厳しく禁じる。」
党の会議では、報道や世論をコントロールすると、強調しました。関係する報道は、通信アプリでも、閲覧不可能となりました。SNSで、李さんの言葉と、感染で家族を亡くした、40代の女性の言葉が広まっていると言います。
1. 李さんの言葉・・「健全な社会には、多様な声があるべきだ。」
2. 女性の言葉・・「真実を語る自由を持てるようにならなければ、彼の死は報われない。」
息子たちに知って欲しいのは、中国と日本の国内事情が、言論の自由という点で大きく違っているところです。2月4日の千葉日報には、コロナウイルスに対する、主要な国の対応が一覧表で示されています。
1. 中国滞在者の入国拒否
米国、オーストラリア、ニュージランド、フィリピン、インドネシア、シンガポール、モンゴル、北朝鮮
2. 中国人向けビザの発給停止、制限
ロシア、ベトナム、カザフスタン
3. 中国への鉄道や航空便の停止、制限
ロシア、香港、北朝鮮、ベトナム、インドネシア、イラン、イスラエル
それなのに、日本ではどうしていたのか。日本がやっていたのは、「河北省滞在者や居住者」の入国拒否だけです。中国の他地域から入国するものに対しては、ほとんどフリーパスで、観光客なら熱烈歓迎と受け入れていたのですから、危機感ゼロのバカ揃いです。
「大騒ぎしないことが大事です。」「手洗い、マスクの着用など、一人一人が注意すれば大丈夫です。」
NHKに出演する、専門医と称するバカ医者は、国民に何も実態を知らせませんでした。というより、彼自身が、中国の内情や、他国の動きに無関心だったのです。NHKだけでなく、他のマスコミも似たようなもので、国民の安全に無関心でした。まして国会は、バカ医者に劣らぬバカ議員が、総理に向かって魚の頭の悪口雑言でした。
しかし私は、ここにおいて、最も厳しい批判を、安倍氏に対していたします。
「総理はなぜ、習近平氏の国賓招聘を、延期や中止にしないのか。」
ここが最も、重要な点です。息子たちも訪問される方々も、肝に銘じてください。国賓待遇の習近平氏に、何百人の中国人が同行するのでしょう。彼らの中に、発症していなくても、陽性の人間がいないとも限りませんが、政府は徹底的な検査ができるでしょうか。その決断力があるのでしょうか。
なんとしても阻止しなくてならないのは、習近平氏一行が、天皇陛下と面談をすることです。我が国で最も大切な皇室の中に、コロナウイルスを蔓延させるきっかけを、安倍氏が作ろうとしています。この戦後最大の犯罪ともいえる愚行に対し、一体、誰が正々堂々と反対しているでしょうか。
腐れマスコミや反日・左翼の野党議員は勿論のことですが、保守を任ずる自民党議員の誰が反対しているのでしょう。私は、その名を聞いたことがありません。ここは言論の自由がある日本です。安倍氏は、反対者を追放したり弾圧したりする、独裁者ではありません。愚かな野党議員たちに、バカにされ、攻撃され、謝罪までする信念のない政治家です。
「皇室を守ろうとする、人間が誰もいない。」・・ここにこそ、日本の危機があります。だから私は、たとえ一人であっても、「習近平氏の国賓招聘」に反対いたします。ブログでしか、主張できませんが、ここで声を上げ、総理に反対しなくて、何が日本国民でありましょう。