ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

二階氏を放逐せよ

2021-01-04 20:29:28 | 徒然の記

 「武漢コロナ」の感染者が急増しているため、「緊急事態宣言」を発出せよと、関東地域の知事が、政府に要請しています。対象地域は東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を中心に検討していると言うことですが、おかしな話です。

 政府は国民に、集団での歓談・飲食、旅行自粛、会食禁止と、厳しい要求をしていますが、一方では「ビジネストラック」などと、奇妙な言葉を使い、中国・韓国からの入国者を、検査なしで入国させています。毎日、「武漢コロナの感染者数」と「重症患者数」が報道されますが、国籍情報は発表されません。

 ネットの世界では、病室を占有している患者数の、4割から5割は、中国人であるという情報が流れています。しかも彼らは、無料で治療を受けているという、まことしやかな風評も混じっています。安倍内閣の時からそうでしたが、「武漢コロナ」の患者数の中に、何人の中国・韓国人含まれているのか、一切国民には知らされません。

 テレビや新聞が報道するのは、国民に対する自粛と規制と要望だけで、中国・韓国人の情報は伏せられたままです。「安倍政権の政策を継承する」と、菅総理は言いましたが、それは、安倍氏の間違った政策だけを引き継ぐ、という意味だったのでしょうか。

 今年から私は、誰もが忖度して言わないことを、勇気を出してブログで発信すると決めました。菅総理に言います。国民を侮ってはいけません。中国・韓国についての情報が、ずっと国民に伏せられたままだった原因は、何なのか。それは、「二階幹事長」でした。媚中派の氏が、日本国民より、中国共産党政府の意向を大事にし、観光業界の後ろ盾を口実に、やりたい放題をしているところにあります。

 安倍総理も、さすがに二階氏を放逐できず、股肱の臣今井補佐官と共に退陣しました。今井補佐官は、これもまた媚中派の元経団連の会長だった、今井新日鐵社長の子息でした。なぜ安倍氏が、二階氏を切れなかったかと言えば、菅総理が二階氏と二人三脚で推し進めていた、「観光立国政策」に手が出せなかったからです。

 二階氏の後ろ盾で総理の座を手にした菅氏ですから、今更言うのも無駄な気がしますが、どうやらネットの世界でも、「ねこ庭」でしか諫言する人間がいない様ですから、私が言います。

 1. 国民にばかり負担を強いる政策を、おやめなさい。

 2.  中国・韓国の患者数、入院者数のデータを公表しなさい。

 3. これらを国民に知らせない元凶が、媚中派の二階氏一派です。

 4. 「獅子身中の虫」二階氏を、国民のため、放逐しなさい。

 もしも、私の意見が間違っていると言うのなら、正々堂々と、日本国総理大臣として反論すべきでしょう。政府が事実を公表せず、こそこそと隠し続けるから、私の様な意見が生まれます。

 こんな姑息な、こんなみっともない、国民を騙すような安倍政権の政策を、継承する必要はどこにもありません。巷では、「二階氏を放逐すれば、中国が尖閣への侵略を実行する。」「中国の代理人である二階氏を失いたくないから、中国共産党政府は、尖閣の実効支配を我慢している。」と、こんな話があります。

 しかし私は、菅総理に言います。二階氏の処遇で中国政府が、尖閣を侵略すると言うのなら、やらせればいいでしょう。国民の目が覚めますし、自衛隊も、日本軍としての使命感と誇りを取り戻します。物言わぬ庶民を代表して、私は貴方に言います。

 「二階氏を放逐せよ。」

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『昭和教育史の証言 』- 2 ( 戸塚廉氏の証言 )

2021-01-04 16:22:57 | 徒然の記

  昭和51年の出版と聞いてもさほど昔という気はしませんが、開いたページが黄ばんでいるところを見ますと、古い本だと分かります。中身に入る前に目次を紹介すると、どう言う傾向の本であるかが見えてきます。

  1. 戦前編 ( 弾圧と抵抗  )

   ・ 前史としての大正自由教育

   ・ 治安維持法下の教師たち

   ・ 弾圧と抵抗の谷間で 

  2. 戦中編 ( 少国民の証言  )

   ・ 皇民化教育の内容と実態 

   ・ 国民学校と少国民たち

  3. 戦後編 ( 教師の主体性  ) 

   ・ 教師の戦争責任と戦後責任

   ・ 高度成長下の差別と疎外

   ・ 70年代への視点

 《   1.  戸塚廉氏・・ 「児童の村小学校を作った人たち」》

 「前史としての大正自由教育」を執筆しているのは、戸塚廉(とづか れん ) 氏です。ネットで調べた略歴を紹介します。

  「明治40年、静岡県生まれ、平成19年に100才で没」

  「静岡師範学校卒業後、掛川市で小学校教員となる」

  「昭和7年、新興教育同盟準備会に参加、翌年検挙され免職」

  「上京して私立『池袋児童の村』小学校の教師となり、昭和10年『生活学校』を刊行」「戦後は掛川市で、『おやこ新聞』を発行」

 私立学校に勤務し、かたわら雑誌や新聞を発行するなどして生涯を教育に捧げ氏は、マルキストというより、自由・博愛・平等を掲げた白樺派の主張に近い人物のようです。

 氏が勤務した『池袋児童の村』小学校の他に、当時は『芦屋児童の村』小学校、『雲雀ヶ丘児童の村』小学校、『東京児童の村』小学校など3校がありました。

 氏の説明によりますと、「児童の村」の校名の元となったのは、大正7年に武者小路実篤氏らが作った、「新しき村」だったそうです。

 「搾取のない平等な社会の建設」を標榜するマルクス主義と、「自由・平等・博愛」を掲げる白樺派の主張には、似通ったところがあります。マルクス主義は経済的不平等の解決に主眼があり、自由や博愛とは無関係なのですが、貧富の差が極端だった当時は多くの若者がマルクス主義に傾倒しました。

 社会主義国家としてソ連が誕生し、中国が生まれ、北朝鮮等々が産声を上げた頃ですから、日本の人道主義者たちには、それはまさに「ユートピア」の実現と見えました。時が経過すれば、一党独裁の社会主義国が、異論を許さない教条主義、国民を弾圧する不自由国家だと分かるのですが、当時は知る方法もなく、知ろうとする人間もいませんでした。

 人道主義者、博愛主義者、自由主義者など、社会主義思想に魅せられた者たちは、時の経過とともに区別が曖昧になり、結局は「反日左翼」勢力の仲間に成り果てます。

 武者小路実篤氏の名前が出ますと、氏の甥である武者小路公英氏について、白樺派的「人道主義者」の成れの果てとして、語らずにおれなくなります。

 話が横道にそれますが、現在の「お花畑の住民」の姿が、私の中ではそっくり彼らと重なります。息子たちや「ねこ庭」を訪問された方々はどう思われるか、聞いて見たくなります。

 現在国連で活動している「反日団体」の筆頭は「日弁連」ですが、その次に名前が挙げられるのが、「人種差別撤廃NGOネットワーク 」( 略称 IMADR ) です。

 日本国内では知られていませんが、反差別運動をする世界のNGOが一つとして、国連では有名な活動団体です。何年か前のブログで紹介しましたが、再度紹介しますと、現在の日本をかき回している反日団体が一堂に名を連ねている状況が見えてきます。

 〈 「人種差別撤廃NGOネットワーク 」( 略称 IMADR ) 〉

   共同代表理事   武者小路公秀     国際政治学者 

   副代表理事    組坂 繁之    部落解放同盟中央執行委員長
   専 務 理 事    西島 藤彦    事務局長、部落解放同盟中央書記長
 
   理     事    加藤 忠     公益社団法人北海道アイヌ協会理事長
            稲葉菜々子           上智大学教授、移住労働者と連帯する全国ネットワーク
                               奥田 均     部落解放人権研究所
            岡島真砂樹    日本教職員組合中央執行委員長
            草野龍子    『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議議長、真宗大谷派
           金 秀一     かながわみんとうれん事務局長
           申 惠丰     青山学院大学教授
 
           岩根 孝尚    東京人権啓発企業連絡会理事長
             三輪 敦子    一般財団法人アジア・太平洋人権情報センター所長
  監  事     赤井 隆史    部落解放同盟中央財務委員長 
           窪 誠      大阪産業大学教授
  顧  問     林 陽子     弁護士、国連女性差別撤廃委員会委員長
 
 共同代表理事としてトップに名前のある武者小路公秀氏について、ネットで調べた略歴を紹介します。
 
  「昭和4年生まれで、学習院大学卒業、今年91才。」
  「日本の国際政治学者、大阪経済法科大学特任教授、」
  「公益財団法人朝鮮奨学会理事」「元国連大学副学長」
 
  「元貴族院議員、駐独大使武者小路公共の三男として、ブリュッセルに生まれる。」「小説家の武者小路実篤は、氏の叔父。」

  「徹底した反米、反体制、反権力主義者で、部落解放同盟との関係が深い。」

  「朝鮮労働党と日本共産党の、関係改善の斡旋役も務め、」「平成19年には、朝鮮総連主催の在日本朝鮮人中央大会に、来賓として招かれ、挨拶。」

  「親北季刊誌『 金日成・金正日主義研究 』に、反覇権主義、反植民地主義についての論考を、寄稿。」

  「旧ソ連と第三世界に担がれ、世界政治学会 ( ISPA ) の会長になり、国連大学副学長時代には、意図的にKGBのエージェントを、国連大学に迎え入れた。」

  狂信的、教条的マルクシズムも、最初の入り口の一つは白樺派的人道主義だったと言うこと、その実例として武者小路公英を上げました。戸塚廉(とづか れん ) 氏も同様の位置づけで考えていると、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に言いたかったのはこのことです。

 スペースがなくなりましたので、本論は次回からとします

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『昭和教育史の証言』

2021-01-04 07:32:03 | 徒然の記

 令和3年が、始まりました。昨年11月4日に本棚にある、未読の教育関係の書名を11冊並べました。6冊を読み終え、ただ今、5.の『昭和教育史の証言』を読んでいます。162ページです。

   1. 『教育への告発』       2. 『いま教育を問う』

   3. 『いじめと不登校』     4. 『教師』

   5. 『昭和教育史の証言』    6. 『学校は変われるか』

   7. 『教なき国民は滅ぶ』     8. 『いじめ・不登校』

   9. 『教育問答』          10. 『ジャカルタ日本人学校の日々』

     11. 『日本の教師に伝えたいこと』

 『昭和教育史の証言』は、昭和51年に「教育証言の会」が編纂し、出版したものです。「九条を守る会」、「憲法を考える市民の会」など、「〇〇会」と称する政治団体にはたいてい共産党が絡み碌なものがありません。

 本を読んだおかげで、世間にある団体が最もらしい名前をつけていても、頭から信じてはならないと学習いたしました。

 知りたかった戦前、戦中、戦後の具体的な教育について、39名の執筆者が経験談を綴っている本を、何気なく図書館からもらってきましたが、予想以上に貴重な本でした。

 執筆者たちは共産党員か又はその親派で、反日左翼の立場から意見を述べています。著名な大学教授や無名の小学校教師などが経験談を語っていて、出版当時は多くの人に読まれたのだろうと思います。

 警察に逮捕され残酷な取り調べを受け、信念を曲げなかった人間や、少しだけ曲げた者や、曲げたふりをして生き延びた者など、当時のマルクス主義者たちの姿が赤裸に語られています。

 敬意を表したくなる真剣さですが、それでも彼らが「獅子身中の虫」であり、「駆除すべき害虫」であることに変わりはありません。

 観念の中で夢想している彼らは、革命がどれだけの人間をむごたらしく殺すのか、どれほどの殺戮と裏切りが横行するか、内乱が何時収束するかについて何も考えていません。

 革命後には一党独裁国家となり、軍事力を増強し、国民を弾圧する中国や北朝鮮のような国しか作れないと知っていても、彼らには方向転換ができません。

 執筆者たちは日本の軍国主義を憎み、頂点にある天皇を否定し、人間平等の社会を願い革命を夢見ています。富裕層の贅沢と貧乏人の惨めな暮らしを比較して嘆き、社会の矛盾を、マルクスの思想が解決すると本気で信じています。

 社会主義国の本山であるソ連が崩壊し、北朝鮮と中国などがわずかに生き残り、「20世紀最大の失敗は、マルクス主義だった。」と言われる時代になりました。この書の著者たちはあまりに純粋で、その勘違いの大きさに同情したくなります。

 しかしまた一方で、このひたむきな純粋さが、どれだけの日本人、特に若者の心を蝕んだかを批判せずにおれません。

 例えば、執筆者の一人である久野収 ( くのおさむ ) 氏は、平成11年に89才で亡くなっていますが、著名な哲学者で、評論家でした。多くの評論や対談などを通じて、戦後日本の政治思想や社会思想に大きな影響を与えました。60年の安保反対闘争、ベ平連などの思想的指導者としても活躍し、学習院大学の教授にもなっています。

 学習院大学が左傾化し、皇室の方々が行けなくなったのは、氏のせいでないかと考えたりします。それでもソ連が崩壊する以前には、氏の意見が反日左翼のマスコミに重用され、現実を見ない「お花畑の住民」を育てました。

 ・国民が、自主的に自分を組織した防衛運動こそ、最大の反撃力であり、その気概と方法が、国民のあらゆる部分にみなぎっている時、非武装的反撃力は、武装的攻撃力のはたしえない、抑止効果を発揮するのである。

 軍備放棄をした日本は、国民が組織する防衛運動で生き抜くべしと、これが氏の理論でした。終わりの見えないゲリラ戦で外国の軍隊と戦えという、残酷な学者の意見です。

 ・たとえしぶしぶであっても我々の国をあけわたし、奴隷になっても、生命、財産、国土を温存するのが、いちばん被害が少くてすむ方法であることは、いうまでもありません。

 ・防衛力をもたずに丸裸でいる方が、屈辱や強制や占領を度外視すれば、マイナスやロスが少いのは、明らかである。

 以前別の本で氏の意見を読み、以来、とんでもない教授と軽蔑しています。氏の影響なのでしょうか、敵が攻めてきたら戦わずに殺されるというバカな話を、他の左翼学者も言います。自分の妻や子が目の前でなぶり殺しにされても、黙って見ている様な人間に私はなれませんし、なれるわけがありません。

 「平和憲法を守れ」「軍隊はいらない。」「教え子を戦場に送るな」と、彼らが主張し、支持する人間がまだいますが、反日左翼の行き着く先は、「奴隷になっても命があれば良い」という日本です。

  反日左翼の思想と、今年こそ決別する年にしましょう。

 読まない先から、結論を述べていることになりますが、この本の執筆者たちは、戦前の日本の一部分を見て針小棒大に語り、日本の全てを否定するという過ちに陥っています。自分の信じるマルクス主義に都合の良い事実だけを集め、日本の歴史を否定をしています。悪意からでなく、本気でマルクス主義を信じ殉教者になっています。

 「宗教は麻薬と同じだ」とマルキストたちは宗教を否定し、神道も非科学的だと蔑視しましたが、今になってみれば「マルクス主義こそが宗教だった」ということになります。

 こうしたことを頭に入れながら、次回からの「ねこ庭」へ足をお運びください。

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