ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

石破氏とトランプ大統領の共同記者会見

2025-02-08 22:34:08 | 徒然の記

 石破氏とトランプ大統領の会談と共同記者会見が、昨日2月7日に行われました。

 日本時間では今日の未明になるとのことで、新聞もテレビもまだ報道をしていません。明日のニュースになるのだと思いますが、ネットの情報の早さを実感した今です。パソコンに向かい「自由民主党への疑問 」のシリーズを続けていますので、画面を切り替える時、どうしても無関係な動画の紹介画面が出てきます。

 気になるニュースがあると、ブログを中断して見てしまう時もありますが、今日がちょうどその時でした。

 「石破・トランプ会談終了 驚きのトランプ対応 !」

 見出しの文字に引かされ、動画を見て驚きました。前に述べたとおり、石破氏の顔を見ると一日中不愉快になるので、ニュースを見ないようにしていますが、さすがに日米会談となるとそうはいきません。

 日中会談の時は取ってつけような笑顔を見なくて済んだのに、トランプ氏との会談ではわざとらしい笑顔を振り撒き、お世辞を述べる石破氏でした。

 問題は、対談が終わった後の共同記者会見の場でした。

 日本はアメリカの市場に100兆円の投資をすると石破氏が約束し、日米の絆の重要性を記者たちに説明していました。トランプ氏は先ほどの会談後に写した二人の写真に、サインを入れたカバーをつけてプレゼントしていました。

 「いい男の石破に比べると、自分の方が見劣りするのが残念だ。」

 軽口のジョークを言っていましたが、間には皮肉な冗談もありました。

 「シンゾウ ( 晋三 ) から、イシバは素晴らしい人物だといつも聞いていた。」

 これに対し、石破氏もお世辞を返していました。

 「トランプ大統領は恐ろしい人だと思っていましたが、実際に会ってみると、アメリカの大統領に相応しい誠実で頼もしい方でした。」

 正確な言葉は忘れましたが、だいたいこんな言葉をやり取りしていました。

 「もしアメリカが今後日本に対して、高関税をかけるとしたら、日本はどうするつもりか。」

 記者席から質問があり、

 「そういう仮定の質問には、お答えしかねます・・というのが日本の国会での定番の回答になっています。」

 石破氏がこれに答えた時から、トランプ氏の態度が変わりました。

 「素晴らしい、石破の答えは素晴らしい。」

 そう言いながらトランプ氏は耳につけたイヤホーンを外し、石破氏に目を向けず、記者席に向かって喋り続けました。

 「彼は自分が何を言っているのかを、ちゃんと理解している。素晴らしい回答だ。」

 これ以上は聞く必要も話す必要もないという態度で、テーブルの書類を片付けて小脇に抱え、壇上を降りました。

 握手もせず、振り返りもせず、石破氏を壇上に残しトランプ氏は姿を消しました。訳がわからないまま石破氏も書類とサイン入りの写真を小脇に抱え、壇上を降りようとします。

 主役の大統領がいなくなったのて、記者たちは慌ただしく会場を出ています。時々立ち止まって会場を見渡していますが、誰も石破氏に注目する者はいません。

 「ねこ庭」は石破氏を日本の首相と思っていませんので、今でも氏を語る時は「石破氏」と言います。彼を首相にしたのは、裏切り者の岸田元首相と菅元首相と、自民党の風見鶏の議員たちですから、一日でも早く退陣して欲しいと願っています。

 しかしさすがに、この動画には心が傷つきました。

 ここまで無礼な仕打ちをするトランプ氏に対する怒りと、石破氏を首相にした自民党の議員諸氏の見識のなさと腑抜けぶりにです。

 ついでなので他のネット動画の報道を確認し、もう一度怒りを覚えました。

 9社の動画のうち、トランプ氏の無礼な最後のシーンを報道していたのは2社で、残りの7社は問題の場面をカットしていました。それどころか、こんな解説をしている社もありました。

 「こうして石破首相とトランプ大統領の会談は、和やかな雰囲気の中で終わりました。」

 なるほどこれがマスコミによる情報操作かと、生きた勉強をしました。問題の場面をカットせず報道したのは、いわば弱小の登録者数もわずかな動画です。貴重なデータになりますので、息子たちと「ねこ庭」訪問される方々に動画名を紹介します。

 〈 記者会見場の全画面を報道した会社 〉

   ・侍タイムズ   ・・登録者数  1.55万人

   ・2ch  時事特報 ・・登録者数  1.02万人

 〈 記者会見場の最後のシーンをカットした会社 〉

   ・FNNプライムオンライン   ・・登録者数      214万人

   ・ANN newsCH    ・・登録者数  443万人

   ・産経ニュース   ・・登録者数      59万人

   ・JAPAN  日本の凄いニュース   ・・登録者数  28.8万人

   ・SAMEJIMA TIMES   ・・登録者数  13.59万人

   ・日テレNEWs   ・・登録者数  1.9万人

   ・日本を保守するNEWS   ・・登録者数  8,110人

 〈 補足追加 〉

 階下に降りると9時のニュースで、NHKが記者会見の様子を伝えていました。思った通り、NHKは国民に事実を知らせない公共放送であることを確認しました。

 NHKは、〈記者会見場の最後のシーンをカットした会社〉の仲間でした。国民に事実を伝える報道機関の役目を果たしていません。支払っている受信料を半分にする国民運動は、どうすれば実行できるのかと本気で考えたくなります。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由民主党への疑問 - 25 ( ウィキペディアの「注書き」 )

2025-02-08 16:10:03 | 徒然の記

 平成28年7月の参議院選挙で当選以後の、主な経歴になります。

 〈 参議院議員選挙当選 以降  〉

  ・平成28年11月、産業経済委員会の「資源エネルギーに関する調査会」おける、「 改正天然ガス・金属鉱物資源機構法」の審議で、世耕経済産業大臣等に対し初めて委員会質問を行う

  ・その後、「資源エネルギーに関する調査会」で機会を得て質問を実施

  ・平成28年、「資源エネルギーに関する調査会」のエネルギー調査団として、フランスの電力公社、放射性廃棄物管理機構、国際熱核融合実験炉機構等を視察。

  ・平成29年年9月、自民党参議院政策審議会副会長、女性局長代理に就任。

  ・令和3年7月党選挙対策本部から、令和4年の参議院議員選挙への出馬意向ヒヤリングが実施された

  ・青山は1期6年の前言を変えて出馬の意向を表明し、公認候補の一人として発表された

  ・出馬理由は、自前資源の開発に後ろ向きな官僚が、青山は一期でいなくなるから6年間の我慢だと聞いたこと

  ・6年我慢したらいいと役所が喜んでいると、若手議員に教えられたこと

  ・青山は自分の動画【ぼくらの国会】で、二期目に出馬する理由を説明した。

    ・やっと経済産業省が、自前資源の開発に前向きになってきた

    ・新しい議員集団「護る会」を作り、動き出した。

    ・ここで自分がいなくなったら、全てが元に戻る大逆流が起こる。

    ・できなかったことは、「拉致被害者の救出」と「憲法改正」

    ・これらを前へ進めるために、二期目に挑戦することを決めた

  ・令和4年7月、青山は二期目の当選を果たした。

  ・同年7月8日安倍元首相、奈良駅前で選挙応援演説中に銃撃され死亡

 長い回り道をしましたが、ここから本来のテーマの一つである、氏と経済産業省の対立が目に見える形で現れてきます。

 シリーズの16回目で検討した通り、アメリカの巨大資本と「スーパーメジャー」の動きに合わせ、石油業界、経団連、国土交通省、外務省、環境省など、ほとんどの省庁が「脱炭素」を掲げ、「再生可能エネルギー」と「環境」分野への投資に向かっています。

 「青山が6年後にはいなくなるから、それまでの我慢だ。」と陰で語っていたのは、もちろん経済産業省の官僚たちのことです。氏を支援していた安倍元首相が亡くなると、氏への妨害も激しくなります。

  ・令和6年8月23日、青山は国会内で記者会見し総裁選出馬ヘの意欲を表明

  ・しかし立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保できず、9月の告示日に立候補届を出せず

  ・総裁選の1回目投票で加藤勝信、決選投票では高市早苗に投票したと、自身のXで語る

  ・総裁選後、自身の出馬表明が1番早かったにもかかわらず、候補者として報道しなかったNHKに対し権利の侵害があったとして、「放送法」に基づき正式抗議

  ・NHKは、「推薦人が20人集まる見通しが立っていなかったため」と説明

  ・推薦人が20人集まるめどの立たない候補者が5人以上いたが、NHKはこれらの候補者の名前を報道していた

  ・自分だけを除外していたので説明は明らかに虚偽である、と青山は主張

  ・石破茂総理が行った衆議院選挙後、自由民主党は野党より35議席減らす惨敗

  ・自民党の両院議員懇談会で青山が一人、石破に対し意見を述べた

    「しかるべき時期に、総理は辞表を出されるべき。」

    「来年夏の都議選と参院選を石破総理にやってほしいとは、自由民主党に限らず民意として思っていません」

  ・令和6年11月28日、参議院環境委員長に就任

  ・同年12月22日に自民党大阪府連の定期大会で、先の衆院選で落選した谷川とむの後任の府連会長に選出され就任

  ・直近迄大阪府連に所属していない議員の会長就任は、異例だと報じられた

 「なしなしの公言」と同様に、氏は党の役職には就きませんと常に公言していましたが、総裁選後には意見を変えたらしく、党の役職に就いています。本気で政治活動をしたいのなら、それが当然と「ねこ庭」考えますので、他の人のように変節という批判はしません。

 しかし今後は非現実的な「綺麗ごとの公言」を控えないと、本物の政治家になれないのでないかと「ねこ庭」は苦言を呈したくなります。

 個性の強い氏は強い支援者を集めますが、同時に激しい反対者も引きつけます。息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々への参考のため、ウィキペディアが付記している「注書き」を紹介します。

 ⚫︎この記事には複数の問題があります改善ノートページでの議論にご協力ください。

 自分もブログで不正確なことを書いているかもしれないので、大きなことを言えませんが、ウィキペディアの説明には、首を傾げたくなる部分が幾つかありました。

 「ねこ庭」は氏の熱烈な支援者でなく、故安倍氏の場合と同様「是々非々」の支援者です。話を大きくして支援者を喜ばせる癖があるので、ウィキペディアの「注書き」に納得できます。

 次回はいよいよ、かって氏が社長を務めていた「株式会社 独立総合研究所」についての検討作業です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする