石破氏とトランプ大統領の会談と共同記者会見が、昨日2月7日に行われました。
日本時間では今日の未明になるとのことで、新聞もテレビもまだ報道をしていません。明日のニュースになるのだと思いますが、ネットの情報の早さを実感した今です。パソコンに向かい「自由民主党への疑問 」のシリーズを続けていますので、画面を切り替える時、どうしても無関係な動画の紹介画面が出てきます。
気になるニュースがあると、ブログを中断して見てしまう時もありますが、今日がちょうどその時でした。
「石破・トランプ会談終了 驚きのトランプ対応 !」
見出しの文字に引かされ、動画を見て驚きました。前に述べたとおり、石破氏の顔を見ると一日中不愉快になるので、ニュースを見ないようにしていますが、さすがに日米会談となるとそうはいきません。
日中会談の時は取ってつけような笑顔を見なくて済んだのに、トランプ氏との会談ではわざとらしい笑顔を振り撒き、お世辞を述べる石破氏でした。
問題は、対談が終わった後の共同記者会見の場でした。
日本はアメリカの市場に100兆円の投資をすると石破氏が約束し、日米の絆の重要性を記者たちに説明していました。トランプ氏は先ほどの会談後に写した二人の写真に、サインを入れたカバーをつけてプレゼントしていました。
「いい男の石破に比べると、自分の方が見劣りするのが残念だ。」
軽口のジョークを言っていましたが、間には皮肉な冗談もありました。
「シンゾウ ( 晋三 ) から、イシバは素晴らしい人物だといつも聞いていた。」
これに対し、石破氏もお世辞を返していました。
「トランプ大統領は恐ろしい人だと思っていましたが、実際に会ってみると、アメリカの大統領に相応しい誠実で頼もしい方でした。」
正確な言葉は忘れましたが、だいたいこんな言葉をやり取りしていました。
「もしアメリカが今後日本に対して、高関税をかけるとしたら、日本はどうするつもりか。」
記者席から質問があり、
「そういう仮定の質問には、お答えしかねます・・というのが日本の国会での定番の回答になっています。」
石破氏がこれに答えた時から、トランプ氏の態度が変わりました。
「素晴らしい、石破の答えは素晴らしい。」
そう言いながらトランプ氏は耳につけたイヤホーンを外し、石破氏に目を向けず、記者席に向かって喋り続けました。
「彼は自分が何を言っているのかを、ちゃんと理解している。素晴らしい回答だ。」
これ以上は聞く必要も話す必要もないという態度で、テーブルの書類を片付けて小脇に抱え、壇上を降りました。
握手もせず、振り返りもせず、石破氏を壇上に残しトランプ氏は姿を消しました。訳がわからないまま石破氏も書類とサイン入りの写真を小脇に抱え、壇上を降りようとします。
主役の大統領がいなくなったのて、記者たちは慌ただしく会場を出ています。時々立ち止まって会場を見渡していますが、誰も石破氏に注目する者はいません。
「ねこ庭」は石破氏を日本の首相と思っていませんので、今でも氏を語る時は「石破氏」と言います。彼を首相にしたのは、裏切り者の岸田元首相と菅元首相と、自民党の風見鶏の議員たちですから、一日でも早く退陣して欲しいと願っています。
しかしさすがに、この動画には心が傷つきました。
ここまで無礼な仕打ちをするトランプ氏に対する怒りと、石破氏を首相にした自民党の議員諸氏の見識のなさと腑抜けぶりにです。
ついでなので他のネット動画の報道を確認し、もう一度怒りを覚えました。
9社の動画のうち、トランプ氏の無礼な最後のシーンを報道していたのは2社で、残りの7社は問題の場面をカットしていました。それどころか、こんな解説をしている社もありました。
「こうして石破首相とトランプ大統領の会談は、和やかな雰囲気の中で終わりました。」
なるほどこれがマスコミによる情報操作かと、生きた勉強をしました。問題の場面をカットせず報道したのは、いわば弱小の登録者数もわずかな動画です。貴重なデータになりますので、息子たちと「ねこ庭」訪問される方々に動画名を紹介します。
〈 記者会見場の全画面を報道した会社 〉
・侍タイムズ ・・登録者数 1.55万人
・2ch 時事特報 ・・登録者数 1.02万人
〈 記者会見場の最後のシーンをカットした会社 〉
・FNNプライムオンライン ・・登録者数 214万人
・ANN newsCH ・・登録者数 443万人
・産経ニュース ・・登録者数 59万人
・JAPAN 日本の凄いニュース ・・登録者数 28.8万人
・SAMEJIMA TIMES ・・登録者数 13.59万人
・日テレNEWs ・・登録者数 1.9万人
・日本を保守するNEWS ・・登録者数 8,110人
〈 補足追加 〉
階下に降りると9時のニュースで、NHKが記者会見の様子を伝えていました。思った通り、NHKは国民に事実を知らせない公共放送であることを確認しました。
NHKは、〈記者会見場の最後のシーンをカットした会社〉の仲間でした。国民に事実を伝える報道機関の役目を果たしていません。支払っている受信料を半分にする国民運動は、どうすれば実行できるのかと本気で考えたくなります。