ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

自由民主党への疑問 - 28 ( 「ねこ庭」の推測 )

2025-02-11 22:16:13 | 徒然の記

  「ねこ庭」が判断の根拠にしたのは、次の3つの情報です。

 〈 情報 1. 〉

   ・社員数は11人前後で推移している、男女比では女性の方が多い。

   ・青山の個人事務所として見られることもあるが、青山自身はこれを否定

 〈 情報 2. 〉

  【主な事業内容】
  • 人文社会科学分野の政策立案、受託調査、受託研究、総合コンサルタントおよび講演・講義(国家安全保障、テロ対策、国民保護、企業危機管理、経済・金融、政治、外交・国際関係論、文化交流)
  • 自然科学分野の政策立案、受託調査(環境影響評価など)、受託研究、研究指導、総合コンサルタントおよび講演・講義(メタンハイドレートなど海洋資源調査・開発、安全保障技術、海洋環境工学、海洋音響学、海洋物理学、海洋シミュレーションモデル、船舶運用学、航海学、海事法規)
  • 人文社会科学・自然科学両分野について出版、テレビ・ラジオなどの企画・執筆・編集・参画・制作
  • 完全会員制レポート「東京コンフィデンシャル・レポート」(TCR)の配信
  • 会員制クラブ「インディペンデント・クラブ」(IDC)の運営
 〈 情報 3. 〉

  ・平成28年6月30日、代表取締役だった青山繁晴が第24回参議院議員選挙出馬に伴い退任

  ・長男である青山大樹が代表取締役社長に就任。但し、青山繁晴に対し業務委託にて危機管理、政策研究及び情報発信事業の発注をしている。

 わずか11人前後の社員でこれだけ多様な仕事をこなしているということは、男女ともに専門知識とスキルを持ったタフな人間の集まりだろうという推測ができます。会社が青山氏の個人事務所と見られることもあるというのですから、小ぢんまりとした社屋 ( しゃおく  ) が想像されます。

 警察庁、防衛省、総務省からの受講生の受け入れをどのようにしているのか分かりませんが、講習会場に相応しい会議室が一つあり、有効活用しているのかもしれません。

 同社が売り物にしているのは、社員たちの専門知識ですから、説明する場所があれば良いので、社員が働きやすい環境には投資しても、余計な設備に金をかけていないのではないかと考えます。宿泊施設の必要な受講生でなく、講習時間に集合する受講生たちなのかもしれません。

 メインは社員が得意先に出かけて行う講義や研究で、事務所のデスクは社員たちの作業場所でないかと思います。社員一人一人が、得意先から仕事を請け負い、得意先からの支払いが会社の売り上げとなり、ここから給与が支払われているのだと思われます。

  ⚫︎ 人文社会科学・自然科学両分野について出版、テレビ・ラジオなどの企画・執筆・編集・参画・制作

 これが事業として上げられているところを見ますと、青山氏の著作の売り上げも、会社の収入に計上されているのではないでしょうか。【ぼくらの国会】の広告収入は全額チャンネル桜に渡していると説明していますが、動画自体は青山氏が会社から受注した仕事で、月々の給与の中で対価が支払われている気がします。

 つまり青山氏の活動はどれをとっても無料のものがなく、動画・テレビへの出演、各種講演会などはすべて会社から受注した仕事で、一旦会社の収入となり、そこから対価が支払われているのではないでしょうか。

 それを裏付けているのが、〈 情報 3. 〉の説明です。

   ・長男である青山大樹が代表取締役社長に就任。但し、青山繁晴に対し業務委託にて危機管理、政策研究及び情報発信事業の発注をしている。

 青山氏が社長を退任し国会議員となったため、わざわざ書いたのだと思いますが、同社の社員は全員が「請負方式」で仕事をしているのでないかと「ねこ庭」は考えています。

 簡単に言いますと、会社が100円で受注した仕事を、社員が80円で請け負い、差額の20円が会社の利益となります。仕事を探すのは会社で、社員は仕事をもらう立場です。世間的に見て割の良い対価が得られるのなら、専門社員も不平や不満は言いません。

 どうやらこの会社の社員は、会社の役員も兼ねているようですから、強い連帯意識と愛社精神があるようです。青山氏が、役員名簿と株主名簿を非公開にしている理由がここにあるのでないかと想像するのは、勘ぐり過ぎでしょうか。

 こうしたややこしい仕組みにすることが、税金の支払い上で何か便宜があるのか、数字に弱いだけでなく、会社経営もしたことがありませんのでよく分かりません。

 分かることは青山氏が有能な国会議員であるだけでなく、やり手の会社経営者だということです。

 氏の講演会に行った人の中に、入場料が高いのでないかと疑問を抱く人がいました。普通なら2、3千円なのに、氏の講演会は5、8千円だそうです。会場の入り口では氏の著作も売っていますが、おそらくこれらはすべて一旦会社の売上になるのでしょう。

 講演会も著作の販売も会社の事業だとすれば、割高になっても不思議はありません。氏の講演会へ行く人たちは熱烈な支援者が多いので、お金のことは何とも思っていないのだと思います。

 自由民主党を立て直すために、青山繁晴という人物が必要であるという考えは今も変わりませんが、故安倍首相に接した時と同じく、これからも「是々非々」の立場で支援したいと思います。

 「総裁選」に出馬した氏を推薦する議員が20名集まらなかった原因は、もしかするとこんなところにあったのでしょうか。80名以上いる「護る会」の議員が、なぜ推薦人として手を上げなかったのか。

 誰もわざわざ話をしませんが、「ねこ庭」は馬鹿正直に話をいたしました。

 シリーズの目的は「自由民主党への疑問」であり、青山氏への批判ではありませんので、予定していた検討作業はまだ残っています。「自前資源の開発」は依然として日本の重要課題ですから、こんなことで尻すぼみになってはおれません。

 反日リベラルの石破氏が、今国会で「選択的夫婦別姓」を法律化しようとしています。日本の戸籍制度を破壊する亡国の石破氏を自由民主党から追い出すためにも、保守議員の青山氏は大切な政治家です。

 感情に走らず、しばらく休憩して情報を集め、また再開します。

コメント (2)
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自由民主党への疑問 - 27 ( 同社の沿革 )

2025-02-11 15:42:15 | 徒然の記

  本日は、気乗りのしない検討作業になります。株式会社・独立総合研究所のホームページから、「沿革」の部分を紹介します。

 年月の後に内閣名を入れたのは「ねこ庭」ですが、それ以外は同社の説明です。

 2002 ( 平成14 ) 年4月1日  ・・(  小泉内閣 )

  ・三菱総合研究所から円満に独立し、有限会社・独立総合研究所として創立、本社を東京・竹芝に置いた。

  ・政府機関、また民間企業から委託を受けての調査・研究を直ちに、開始。

 2002 ( 平成14 )年10月  ・・(  小泉内閣 )

  ・経済産業省の関連機関、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した新エネルギーに関する調査・研究に当選。創立半年でNEDO公募に当選したのは史上最短記録とみられる。

 2002 ( 平成14 )年12月  ・・(  小泉内閣 )

  ・警察庁警備局の警部を研修生として受け入れ。警察がその本分の職務に関して民間へ研修生を派遣するのは、日本の近代警察史上で初めてとみられる。

 2003 ( 平成15 ) 年7月  ・・(  小泉内閣 )

  ・業務の拡大に伴い、本社を東京・汐留に移転

 2004 ( 平成16 ) 年5月  ・・(  小泉内閣 )

  ・業務の拡大に伴い、本社を東京・新橋に再移転

 2004 ( 平成16 ) 年5月  ・・(  小泉内閣 )

  ・国民保護法制の運用実務をめぐる調査・研究で、自治体(ある県)の指名競争入札に応札し落札。

  ・すなわち、従来の政府機関、民間企業に加えて自治体からの受託を開始した

 2004 ( 平成16 ) 年6月   ・・(  小泉内閣 )

  ・有限会社を株式会社とした

 2004 ( 平成16 ) 年11月   ・・(  小泉内閣 )

  ・危機管理への貢献によって、東京消防庁の山元和美丸の内消防署長(当時)から、青山繁晴社長が感謝状を受領。

 2005 ( 平成17 ) 年1月   ・・(  小泉内閣 )

  ・防衛庁(当時)部員(文官の課長補佐相当)を研修生として受け入れ。

 2005 ( 平成17 ) 年4月   ・・(  小泉内閣 )

  ・2004年10月特許申請した「海底資源探査システム及び探査方法」が特許庁より特許を認められた。

 2005 ( 平成17 ) 年8月   ・・(  小泉内閣 )

  ・防衛庁(当時)部員(文官の課長補佐相当)を研修生として受け入れ(第2次)。

 2005 ( 平成17 ) 年9月   ・・(  小泉内閣 )

  ・沖縄電力会社営業部職員を研修生として受け入れ。

 2006 ( 平成18 ) 年4月   ・・(  小泉内閣 )

  ・総務省消防庁職員を研修生として受け入れ。

 2006 ( 平成18 ) 年5月  ・・(  小泉内閣 )

  ・陸上自衛隊幹部学校高級課程研修生を2名受け入れ(第1次) ※以来、2015年の現在に至るまで、毎年、同じ2名づつを10次、10年にわたり受け入れ中。

  ・これにより、2013年11月、陸上自衛隊幹部学校長の海沼敏明陸将(当時)から、青山繁晴社長が感謝状を授与された。

 2006 ( 平成18 ) 年9月   ・・(  小泉内閣 )

  ・民間企業の職員を研修生として受け入れ。

 2006 ( 平成18 ) 年9月  ・・(  小泉内閣 )

  ・洞爺湖サミット(2008年)の警備準備への貢献によって警察庁の西村泰彦警備局長(当時)から、青山繁晴社長が感謝状を授与された。

 2010 ( 平成22 ) 年6月  ・・(  鳩山内閣 )

  ・業務の拡大に伴い、本社を東京・お台場地区に再移転。

 2013 ( 平成25 ) 年11月  ・・( 安倍内閣 )

  ・自衛隊の高級幹部育成への貢献によって前述のように陸上自衛隊幹部学校の海沼敏明学校長(陸将)から、青山繁晴社長が感謝状を授与された。

 2016 ( 平成28 ) 年7月   ・・( 安倍内閣 )

  ・代表取締役社長 青山繁晴が退任し、青山大樹が代表取締役に就任。

 2021 ( 令和3 ) 年4月    ・・( 菅内閣 )

  ・代表取締役社長 青山大樹は取締役となり、青山千春が代表取締役社長に就任。

 沿革を読むまで、青山氏を支援していたのは故安倍首相とばかり思っていましたが、氏の会社を大きく育てたのは小泉首相だったことが分かりました。

 故安倍氏と青山氏とのつながりが生まれたのは、平成17年10月に小泉首相が安倍氏を官房長官に抜擢した以降ではないのでしょうか。

 今回の「沿革」と前回の「株式会社 独立総合研究所」の情報を読んだ方の中には、青山氏の国会活動がどのようなものであるかを理解された人がいるのではないでしょうか。

 ここでシリーズを終えても良いのかもしれませんが、息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々にはちゃんと説明をする責任がある気がします。情報の受け取り方は様々あると思いますから、飽くまでも「ねこ庭」の推測ということで次回に説明をいたします。

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