「ヘグセス国防長官談話」の肝心な部分を、NHKがカットしました。残念ながらメモがありませんので、記憶に頼る以外ありません。
正確さに欠けますが、どうせ千葉の片隅でつぶやく「ねこ庭」の独り言です。多少不正確でも、大した影響はありません。ネットの住民が黙っていないはずですから、2、3日すれば、自然と正確な発言内容が分かると思います。
〈 カットされたヘグセス国防長官談話 〉
・アメリカは、これ以上ウクライナとロシアの無益な戦争に力を注ぐ気はない。
・中国がアジアで、武力を使ってやりたい放題をしている。
・世界平和のためには、ロシアより中国の方が危険だ。
・アメリカは、これから中国を敵として戦う。
これはへグセス長官の意見というより、トランプ大統領の主張です。大統領はロシアとは妥協しても中国とは戦うと明言しています。
ゼレンスキー大統領はショックかもしれませんが、それ以上の衝撃が石破氏にも届いたはずです。媚中派の岩屋外相を中国へ行かせて中国の喜ばせ、自らもアメリカより中国を優先していた石破氏に、トランプ氏がノーを突きつけたことになります。
「米中会談は、成功だった。」「自民党内の反石破勢力は、歯軋りをしている。」
こんな見当違いの記事を書いていたマスコミは、二重の意味で醜態を示すことになります。反日左翼のマスコミや迎合する人々と、勝った負けたの試合をしているのでありませんから、これ以上の批判はしません。
「アメリカの属国」である日本が、トランプ大統領の発言によってこれから右往左往する様子が見えるのを、苦々しく思うだけです。石破下ろしが始まり、高市氏を担ぐ保守派が勢いを増すのではないでしょうか。
「トランプ大統領は素晴らしい。」
「トランプ氏の決断力が、日本の政治家にはない。」
「やはり彼は、世界のリーダーだ。」
こう言うコメントが早速現れていますが、反日左翼の「お花畑」の人々と同じ軽薄な人々でないかと思います。
かっての覇権超大国でなくなったとしても、やはりまだアメリカは大国です。トランプ氏にここまで世界を驚かす発言を許している背景は、二つです。
1. 世界一の軍事力 2. 世界一の経済力
この現実を見ている「ねこ庭」は、日本を取り戻すために2つのものを主張しますが、世界の平和を願い、戦争を否定する人々には受けいれられません。
1. 国民と国土を守るための軍の再建・・憲法改正
2. 国の歴史と伝統を守るための「皇室護持」・・「女性宮家反対」「選択的夫婦別姓反対」
「ねこ庭」に、次のような反対意見が届きます。
・日本がいくら軍事力を持っても、無用な軍拡競争で国民を苦しめるだけだ
・むしろ世界に類のない「平和憲法」を守り、外交の力で国を守るべき
・戦前のように軍が幅を利かせ、国民を弾圧した国に戻してはならない。
どの意見にも反対を許さないだけの根拠があります。「平和外交」は日本共産党の意見ですが、もしそれが現実で通用するのであれば「ねこ庭」は反対しません。しかし国際社会の現状を眺めると、軍事力が背後にない国の外交は相手にされません。
一番良い例が、核使用の脅しでウクライナ戦争を拡大したロシアです。身勝手で横暴な主張と分かっていても、軍事大国のロシアに国連の加盟国は、外交力で何のブーレーキ役も果たせませんでした。
軍事力を背景に中国がアジアの海を勝手に埋め立て、軍港化しても、日本を含む軍事弱小国は阻止できませんでした。世界の大国に匹敵する武力を持つ必要があるのでなく、敵対国の侵略を初期段階で阻止する軍事力が外交力と共に要るのです。
もしも外交で世界平和が作れるのなら、共産党は国会で自由民主党を論戦で打ち負かし、国民にも訴えたら政権与党になれます。この党が支持率1%台で、万年野党なのは「具体策がない」からです。
「理想を掲げること」と「現実の政策」が違うことを、「ねこ庭」は日本共産党の親派の人たちに言いたいと思います。
この議論をすると終わりが無くなりますので、ここでやめますが、今回は大事な事実をカットして伝えるNHKの姿を紹介することに主眼がありましたので、目的は達したと思っています。