ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

ヘグセス国防長官談話 - 2 ( NHKの情報操作 )

2025-02-13 16:19:44 | 徒然の記

 「ヘグセス国防長官談話」の肝心な部分を、NHKがカットしました。残念ながらメモがありませんので、記憶に頼る以外ありません。

 正確さに欠けますが、どうせ千葉の片隅でつぶやく「ねこ庭」の独り言です。多少不正確でも、大した影響はありません。ネットの住民が黙っていないはずですから、2、3日すれば、自然と正確な発言内容が分かると思います。

 〈 カットされたヘグセス国防長官談話 〉

  ・アメリカは、これ以上ウクライナとロシアの無益な戦争に力を注ぐ気はない。

  ・中国がアジアで、武力を使ってやりたい放題をしている。

  ・世界平和のためには、ロシアより中国の方が危険だ。

  ・アメリカは、これから中国を敵として戦う。

 これはへグセス長官の意見というより、トランプ大統領の主張です。大統領はロシアとは妥協しても中国とは戦うと明言しています。

 ゼレンスキー大統領はショックかもしれませんが、それ以上の衝撃が石破氏にも届いたはずです。媚中派の岩屋外相を中国へ行かせて中国の喜ばせ、自らもアメリカより中国を優先していた石破氏に、トランプ氏がノーを突きつけたことになります。

 「米中会談は、成功だった。」「自民党内の反石破勢力は、歯軋りをしている。」

 こんな見当違いの記事を書いていたマスコミは、二重の意味で醜態を示すことになります。反日左翼のマスコミや迎合する人々と、勝った負けたの試合をしているのでありませんから、これ以上の批判はしません。

 「アメリカの属国」である日本が、トランプ大統領の発言によってこれから右往左往する様子が見えるのを、苦々しく思うだけです。石破下ろしが始まり、高市氏を担ぐ保守派が勢いを増すのではないでしょうか。

 「トランプ大統領は素晴らしい。」

 「トランプ氏の決断力が、日本の政治家にはない。」

 「やはり彼は、世界のリーダーだ。」

 こう言うコメントが早速現れていますが、反日左翼の「お花畑」の人々と同じ軽薄な人々でないかと思います。

 かっての覇権超大国でなくなったとしても、やはりまだアメリカは大国です。トランプ氏にここまで世界を驚かす発言を許している背景は、二つです。

   1.  世界一の軍事力     2.  世界一の経済力

 この現実を見ている「ねこ庭」は、日本を取り戻すために2つのものを主張しますが、世界の平和を願い、戦争を否定する人々には受けいれられません。

   1.  国民と国土を守るための軍の再建・・憲法改正

   2.  国の歴史と伝統を守るための「皇室護持」・・「女性宮家反対」「選択的夫婦別姓反対」

 「ねこ庭」に、次のような反対意見が届きます。

  ・日本がいくら軍事力を持っても、無用な軍拡競争で国民を苦しめるだけだ

  ・むしろ世界に類のない「平和憲法」を守り、外交の力で国を守るべき

  ・戦前のように軍が幅を利かせ、国民を弾圧した国に戻してはならない。

 どの意見にも反対を許さないだけの根拠があります。「平和外交」は日本共産党の意見ですが、もしそれが現実で通用するのであれば「ねこ庭」は反対しません。しかし国際社会の現状を眺めると、軍事力が背後にない国の外交は相手にされません。

 一番良い例が、核使用の脅しでウクライナ戦争を拡大したロシアです。身勝手で横暴な主張と分かっていても、軍事大国のロシアに国連の加盟国は、外交力で何のブーレーキ役も果たせませんでした。

 軍事力を背景に中国がアジアの海を勝手に埋め立て、軍港化しても、日本を含む軍事弱小国は阻止できませんでした。世界の大国に匹敵する武力を持つ必要があるのでなく、敵対国の侵略を初期段階で阻止する軍事力が外交力と共に要るのです。

 もしも外交で世界平和が作れるのなら、共産党は国会で自由民主党を論戦で打ち負かし、国民にも訴えたら政権与党になれます。この党が支持率1%台で、万年野党なのは「具体策がない」からです。

 「理想を掲げること」と「現実の政策」が違うことを、「ねこ庭」は日本共産党の親派の人たちに言いたいと思います。

 この議論をすると終わりが無くなりますので、ここでやめますが、今回は大事な事実をカットして伝えるNHKの姿を紹介することに主眼がありましたので、目的は達したと思っています。

 

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アメリカ・ヘグセス国防長官談話 ( NHKの情報操作 )

2025-02-13 16:18:14 | 徒然の記

 青山繁晴氏の会社 ( 株式会社  独立総合研究所 ) を紹介し、氏の「ナシナシ公言」の背景にある事実を検討・推察しましたので、今日から中断している「自由民主党への疑問」を再開する予定でした。

 企業・団体からの献金なし、個人からの寄付金なし、政党の支援金なし、議員の国内視察、海外出張はすべて自費で行っていると言うのが氏の説明でした。著作の収入を当てているのかと思っていましたが、「独立総合研究所」からの受注業務の収入があり、個人の懐は痛んでいないのでなかろうかと推察致しました。

 氏の支援者の方々には申し訳ないと思いますが、事実は事実として知ることが大事です。「ナシナシ公言」の通りに氏が政治活動をしている方が、不思議であり不自然です。事実が世間に広まり、氏が必要以上の自慢話をしなくなる方が、日本のためになる気がます。

 「ナシナシ公言」をしてきたが、実はそれだけの収入があったと明らかになればその方が常識的な話です。仲間の議員諸氏も氏が事実を公にすれば、政治家としての意見は正論でなので、本気で集まってくるのではないでしょうか。

 超人のように清廉潔白な政治家はいないのですから、これでやっと氏が他の議員諸氏と同じ普通の政治家になります。「ねこ庭」が、「是々非々」で氏を支援していくことに変わりはありません。

 突然話を変えますが「ねこ庭」が予定を変更する原因は、今朝の10時、NHKの「キャッチ  世界のニュース」にあります。

 青山氏の「ナシナシ公言」の話とは比べ物にならない、大きなニュースでした。メモをとっていないので正確な報告をするため、ネットでニュースを探しました。「NHK NEWS NET」が見つかりましたので、記事を紹介します。

  ・NATO・北大西洋条約機構の国防相会合に参加するため、ベルギーを訪れているアメリカのヘグセス国防長官は、ウクライナ侵攻の早期終結の必要性を強調した上で、現時点ではウクライナが求めているNATO加盟は、現実的ではないという認識を示しました。

 私が見たのはヘグセス国防長官の会見動画でしたから、「NHK NEWS NET」の記事とは臨場感が違います。臆せずに語る氏の強い姿勢が、活字では伝わりません

  ・アメリカのヘグセス国防長官は、12日、この会合を前に、ウクライナへの軍事支援について話し合う会議に出席しました。

  ・この中で長官は「私たちのメッセージは明確で、流血を止め、戦争を終わらせることだ」と述べ、ウクライナ侵攻の早期終結の必要性を強調しました。

  ・その上で「アメリカは、ウクライナのNATO加盟は交渉による解決の現実的な結末とは考えていない」と述べ、現時点ではウクライナが求めているNATO加盟は現実的ではないという認識を示しました。

  ・さらに、ウクライナがロシアによる一方的なクリミア併合などが行われた、2014年よりも前の状態に領土を回復しようとすることは

  ・「非現実的な目標だと認識する必要がある。幻想的な目標を追求することは戦争を長引かせるだけだ」と述べ、否定的な考えを示しました。

 ヘグセス長官の意見は、バイデン前大統領の政策の明確な否定で、政権が交代するとここまでアメリカが変わるのかと驚かされました。

  ・一方、ヨーロッパの加盟国の一部が停戦が実現した場合、ウクライナに平和維持部隊を派遣する案を検討していることを踏まえ、「NATOの任務として行われるべきではない」と述べました。

  ・さらに、NATO加盟国のGDPに占める国防費の割合を、アメリカの軍事力に頼らず、目標としてきた2%ではなく5%に引き上げるべきだというトランプ大統領の見解を示し、国防費のさらなる増額を求めました。

 アメリカはウクライナとロシアの問題について、今後は軍事的関与をしないので、ヨーロッパがウクライナを支援すると言うのなら、各国が軍事費を自ら増やして対応すべきという考え方です。

 アメリカが参加しないのだから、NATOとしてでなくヨーロッパ諸国の軍事行動になるという理屈になります。バイデン大統領の曖昧な支援策をやめ、ロシア寄りの姿勢を明確にしています。

 ではなぜトランプ大統領は、ここまで大胆な政策変更をしたのか。

 ヘグセス国防長官の意見を聞き、そう言うことだったのかと「ねこ庭」は理解したのに、「NHK NEWS NET」に失望しました。

 なぜなら、「NHK NEWS NET」の記事がここで終わっていたからです一番肝心な長官の意見、日本に関係がある最も重要な部分がカットされています。石破氏とトランプ大統領の記者会見報道で、非礼なトランプ大統領の態度を報道しなかったと同じ「報道しない自由」を、ここでもNHKが使っていました。

 しかし「ねこ庭」は、怒りに任せNHKを批判することはしません。息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々にNHKの不誠実さを、紹介するだけです。NHKの公共放送としての裏切行為に比べれば、青山氏が収入源を語らなかったことなど取るに足りない些事だと言うことが分かります。

 青山氏に悪意があり、本気で国民を騙すつもりなら、会社PRのホームページに事業内容を克明に公表しません。「頭隠して尻隠さず」の青山氏は、むしろ愛すべき一面を持つ政治家ではないのでしょうか。

 ということで、次回はNHKがカットしたヘグセス国防長官の意見を紹介します。それは同時に公共放送としてのNHKが、使命放棄した姿を明確にすることにつながります。

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