しかし評価しているところもありますので、次回はその点を紹介いたします。
と、前回言いましたが、田母神氏の公職選挙法違反裁判について、2件のネット記事を見つけましたので予定を変更し紹介します。
〈 1. 平成26年11月17日の産経ネット 〉
・田母神被告がどこまで真実を語っているかは本人のみぞ知る。
・しかし今回の事件で、法律に対する無知さや、陣営幹部による横領に長期間気付かなかったという危機管理の甘さ、周囲の言いなりになっていたという主体性のなさなどが明らかになった。
・一時は保守派のスターともてはやされた田母神被告の実像が浮かび上がったことが、この裁判の最も大きな意義なのかもしれない。
〈 2. 平成29年5月22日のテレ東 BIZ 〉
・2014 ( H26 ) 年の東京都知事選挙の後、運動員に報酬として現金を渡したとして公職選挙法違反の罪に問われている元航空幕僚長・田母神俊雄被告に対し、東京地裁は、懲役1年10ヶ月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
・田母神被告は、2014年2月に実施された東京都知事選挙のあとに、当時の選挙対策本部の幹部に選挙運動の報酬として、現金200万円を渡したなどとして公職選挙法違反の罪に問われていました。
・これまでの裁判で田母神被告は、「お金を配ったことはない」などとして、無罪を主張していました。
この後平成30年に最高裁で有罪が確定し、氏は公民権停止5年となっていましたが、昨年 ( 令和5年 ) 末に公民権停止期間を終え、今回の都知事選挙に出馬しています。
2件の記事では事件の概要をつかめても水島氏との関係が分かりませんので、更に探していると次のブログを見つけました。
〈 3. 平成31年2月18日の田母神公選法違反事件・東京高裁判決の分析・批判 〉
ブログ主は勇馬眞次郎氏です。無断で記事を紹介しないため、使用願いのメールを入れていますが、ブログが中断されたままになっているらしく連絡がつきません。都知事選挙が迫っていますので、止むなく了承なしに必要部分だけを紹介させてもらうことにいたしました。
前記 1. と 2. の報道は田母神氏に批判的ですが、3. の勇馬氏は水島氏に批判的で「ねこ庭」の考えに近いので紹介したくなりました。
「東京高裁判決の分析・批判」というタイトル通り、ボリュームのある内容なので全文の紹介は不可能です。最小限の必要部分だけを紹介しますが、例えば次のような意見があります。
・本件の本質は、田母神氏に立候補を要請し自ら選挙対策本部長となり寄付金を集めながら、選挙後に田母神氏を告発し事件をでっち上げたのがMであるにも拘わらず、判決では単にMとして登場するだけなのは極めて不可解です。
Mというのは水島氏のことですが、別の場所で次のように述べています。
・田母神氏は2010 ( 平成22 ) 年にMらと共に、政治運動団体「頑張れ日本 ! 全国行動委員会」を結成し、会長に就任しました。
・会長に就任して以来、チャンネル桜にも出演し、Mを信用して、知事選でも政治資金の管理から選挙スタッフの募集までの一切を任せていました。
・そのMが、寄付金残額を自分の口座に移すことを田母神氏に断られた、というよりも氏が回答を保留したことを契機に、激しい田母神攻撃に転じたこと自体きわめて胡乱と言わざるを得ません。
勇馬氏の説明は、私が息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に伝えたかった、田母神氏と水島氏の関係を語っています。当時水島氏がチャンネル桜を使い、田母神氏を批判していた内容と重なります。
水島氏の動画が田母神氏への批判・攻撃だったのに対し、勇馬氏のブログは水島氏批判なので説明のトーンが逆になります。トーンが違っても事実は一つですから、話が多くの点で重なります。
水島氏の動画を見ていますので、本当はその動画を紹介したかったのですが、チャンネル桜のホームページに残っていませんでした。と言うより、タイトル名はありますが、「この動画は現在見ることができません」と表示され全部ブロック状態です。
それでやむを得ず、勇馬氏のブログの一部を紹介する次第となっています。「ねこ庭」を訪問される方々は事情をご検察の上、次回も足をお運びください。
返事が遅れて、申し訳ありません。簡単に返事のできない難しさがあり、延びてしまいました。
水島氏の狭量さは間違いありませんが、全否定は厳しすぎます。大事な部分なので、今少し時間をください。
コメントに感謝いたします。
持した時期がありました。
今回貴記事からもありますが、田母神元空将との向き
合いの問題もあって、水島社長の方向性には距離を置
く様になりました。結果的にせよ、これが正解だった
と思います。
ご紹介の勇馬見解からも 寄付金残金の扱いを巡る
田母神元空将との相違がなかったとしても、安易に
攻撃に転じるだろう辺りに 同氏の狭量さを見る想い
がする所です。
田母神元空将には、拙本意ではありませんが、水島
社長のそうした所をも十分にご留意の上、尚も交流
が必要なら続けて頂いても良くはありますが。貴連載
は途上につき、今回はこの辺りとさせて頂きます。