おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

桜と日本人

2009年04月24日 | 暮らし
紫波城山公園の桜です。


少し肌寒い日中、「花冷え」という言葉がぴったりの日。
宴会のシートからは和やかな笑い声
そして行き交う人同士もなにげない会話を交わしてしまいます。

「少し寒いですね~」
「あら、わんちゃんの名前なんていうんですか~」

まるで以前からの知り合い同士のように、
桜を愛する仲間意識ですでにつながっていたりするのです。



あらためて見渡してみるとみごとにあちこちに桜の花がさいているものです。
どうしてこんなに日本人は桜の花が好きなのか、それは武士道精神と一致するからというお話です。

ぱっと咲いていさぎよく散る

散る美学がここにあるらしいのです。


私は四季のある日本の風土が日本人の感性を研ぎ澄ましてきたのだと思います。

春は芽吹き、夏は新緑、秋は落葉、冬は雪で覆われる 四季の変化
そこに生命の輪廻を五感を通じて受け止めることができるのでしょう。

だから、生命のあり方を体内の細胞がしっかり認識していて
存在そのもののすべての過程を「美」とすることができるのだと思います。

こんな国に生まれ育ってシアワセだなあ・・・と
隣でラムネのビンのビー玉を一生懸命押し込んでいる娘を見ながらしみじみ思う私。