おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

私の仕事のルーツ

2009年05月12日 | 暮らし
久しぶりに昔の同僚が会社のパンフレットを携えて訪れました。

彼女は会社のいろんな改革にもめげずにいまだにしっかり腰を据えてマネージャー業に専念しておりました。
30代だった新人マネージャーは今や老眼鏡を片手に地域のリーダーです。



1986年私はAVONに入社しました。
設立100年の年の入社でした。
当時エイボンはアメリカに本社を置く世界一を誇る化粧品会社。

アメリカ合衆国は自由の女神100年祭でおおいに盛り上がっていました。
何と、エイボンが始まった年と、自由の女神がニューヨークへやってきた年が一緒なのです!

第40代大統領レーガンが「強いアメリカ」をスローガンに力を発揮しておりました。
レーガン大統領の演説で「momentum!」と言った言葉を聞き、いつまでも印象に残っております。

(オバマ演説にもこのセリフがあるようです~今私たちの時は来ている momentum~)

そんな強いアメリカのの象徴はコカコーラと共にどんどん日本に上陸し拡大してきたのでした。
そして日本はバブル経済真っ只中!
あこがれのアメリカを追いながら日本経済は急成長して来たわけです。

私はそんなAVONに入社できたことが嬉しくて仕方ありませんでした。
Fifth Avenue(ニューヨーク5番街)に憧れ、
バリバリのキャリアウーマンニューヨークファッションでさっそうと歩いてみたいと夢見てました。

エイボンのルーツは小さな小さな香水会社。
女性に働く機会を、と訪問販売の世界で最初に取り入れた会社。
そんな自分の会社に誇りを持っておりました。

かの「シザーハンズ」の映画に登場してくる化粧品の訪問販売員はエイボンレディでした。
日本語訳では「リボンレディ」になってましたね(笑)


この15年間のかかわりはたしかに今の私のルーツなのです。


当時は日々の業務に追われて何も見えませんでしたが、
今思えばずいぶんいろんな事を教えていただいた会社です。

経済の崩壊とともに崩れつつあるアメリカ中心の世界・・・
エイボンも大いにこのあおりを受けているに違いない状況。

時代の移り変わりをしみじみ感じる本日です。

そして、


Yes we can. なのです。