おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

感性の充実

2009年05月22日 | 暮らし
久し振りの雨は畑や庭の植物がほっと一息ついた感じ。
露草は大喜びの表情です。



文化芸術にかかわれることはとてもありがたいと思うのです。
私は芸術方面に関しては、特別得意なものがあるわけでもないし、飛びぬけて大好きな分野があるわけでもありません。

だけど、心に沁みるものは何でも大好きです。
文学も音楽も絵画も。

モネの絵画展が岩手県立美術館で開催されたとき初めて見た「睡蓮」に圧倒され感動したものです。
それからモネが好きになりました。

学生時代、朝のNHKラジオ番組で「バロック音楽の楽しみ」というのがありその番組を聴きながら朝の準備をしていました。
テーマ曲の「忠実な羊飼い」が大好きでレコードまで購入しました。
そこが私のバロック音楽大好き人間の原点となりました。
その影響で中学時代使ったリコーダーもこだわって木製のリコーダーを買ったものです。

高校時代ヘッセの「デミアン」を読んでアベルとカインにはまってしまい、
アベルとカインの話を聴きたい一心で毎週教会に通った時期もありました。
それから西洋文学が好きになりました。

どんなものも興味を持つきかっけはこのようにごく単純なものなのだと思います。
でもそれをどこまで人生に取り入れていくかは人それぞれ。

私は今まで人生にそれらの経験を大いに生かす機会を作りませんでした。
うっすら後悔の念を抱いております。

でも、今からでも遅くない。

最近そう思い始めているのです。

それは感性豊かな青春時代を共にした懐かしの友との出会いが続いているせいもあります。
しかもその友人たたちはまさにその文化芸術に特化して生きてきた人たち。
そんな今が何だかとても嬉しいのです。