おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

近づくお盆~菩提寺とのかかわり~

2009年08月05日 | 暮らし
母の象徴であるコスモスが庭で咲いております。




「かあさんの夢を見た・・お寺に維持費を支払ってきてくれ」

突然支払のお金を携えてやってきた父でした。

毎年お寺さんへ維持費を支払うのですが、それは振込でもOKなものなのですが、
どうも父は直接私に足を運んで欲しいらしいのです。
合理的に用事を済ませればいいのに・・時間がない私なのに・・
と、思いつつも、結局直接お寺さんへ行くことにしました。
「わざわざ、おこしいただいてありがとうございます。」
ご住職と奥様は恐縮するほど深々と私に頭を下げます。

やはり、ほとんどの人が振り込みに違いない・・事務的にはお寺さんもその方が便利だろうし・・・
ともあれ、父の意向に添うためにはこの方法をとるしかありませんでした。
ご住職にごあいさつして、お盆に回ってきていただく日時を確認してあらためてお願いいたしました。

毎年一度、このお寺さんへのごあいさつをお盆の行事の一環としてとらえている父にしてみれば、
簡単に済ませてもらっては困るのでしょう。
かといって、自分がいくのではなく、私が行くところに意義があるのです。
決して無縁仏にはしませんとあらためて宣言をしに行くような行動なのです。
それを見て父は自分の行く末を安心する訳です。

盛岡の名須川町には数多くのお寺がありますがその中でもこじんまりとしたお寺さんの
浄土宗吉祥寺がわが家の菩提寺です。
苗字が変わってもなお私たちはこのお寺さんを菩提寺として末長くお世話になっていくことでしょう。