おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

財運の神様~へびの抜け殻

2009年09月08日 | 暮らし
昨日は久し振りの岩手県立大学訪問。
打ち合わせに少し時間があるのでしばし風景を楽しむひととき。
あらためて・・なんて環境の良いキャンパスでしょう。



社会福祉学部の4階の窓からは姫神山がこちらに向かってて微笑んでいるのが見えます。



その手前のキャンパス内の高くそびえるポプラの木のてっぺんには
のんびりカラスがひと休み。




そして、窓辺には手入れの行き届いた植物が並んで・・・



そんなキャンパスの玄関付近で、中に入ろうとする私に掃除のおばさんが大きな声で突然声をかけました。

「ほら、見て、へびの抜けがら!」

と、なんだか嬉しそうにコンクリートの隙間を指さします。
一緒にいた少し若いスタッフの仲間の人は
「いや~なんだか気持ち悪い~」

でもおばさんはおかまいなしで、とてもウキウキした声で、
「何言ってるの、へびの抜けがらは縁起がいいのよ、わざわざ探す人だっているんだから!」
興味津々の私とおばんさんはそっとそのコンクリートの隙間の抜けがらを引っ張ってみました。

奥の見えないところのほうまで抜けがらは続いているらしい・・・
途中で切れたけど結構長いし、(70センチはありました)先がまだやわらかく濡れているカンジです。

「あら~、今脱いている途中かもねえ(笑)」
「ほんとだ、脱いだばっかりみたい」

私とおばさんは出来れば脱いだ本人にも会いたい心境でますます興味津々!
しばらく隙間を腰をまるめてのぞき込んでいました。

おっと、打ち合わせの時間を思い出し、その場を離れる事になったのですが、
「引きとめてごめんね~」とおばさん。

今日初めて会って、私がどこの誰かわからないのに
玄関先で思わず声を掛けてくれたおばさんの気軽なのりは結構嬉しいカンジ。
帰り際にもう一度隙間を覗いてみましたが、すでに抜けがらの存在も無く、
何事もなかったような静かな玄関先。

う~ん、財運の神様を逃してしまったかも~

帰宅後主人に出来事を話したら

「へびは脱皮するときにコンクリートのような硬いざらざらした狭いところで
身体をこすりつけて、はがれやすいようにして移動するんよ。」

なるほど。