おねっと日記

日々の出来事を感じたままにつづります

国民総幸福量~GNH

2010年11月25日 | ビジネス・夢
岩手県中小企業家同友会主催の経営フォーラムへ参加しました。
基調講演は駒沢大学経済学部教授 吉田敬一氏
~地域を支え、つなぎ、つくる中小企業の存在と可能性~と題して興味深いお話をお聴きすることができました。



その中でブータン国王が1972年に提唱した「GNH」(Gross National Happiness)幸せの指針「国民総幸福量」という言葉がありました。
「GNP」(Gross National Product) で示されるような、金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきという考えです。

今の日本にとっても必要な指針であるように思えた私はブータンが気になって気になって・・

http://www.iip.co.jp/bhutan/

2007年の国政調査ブータンの国民の9割が「幸せです」と答えたそうです。
テレビでもブータンの国を紹介していた番組を見たことがありますが、
みんなとっても笑顔で、「幸せです」と答えておりました。

そんな国には精神を病む人は少ない(いや、ほとんどいないのでは!)のではないでしょうか?

何が人にとって本当の幸せなのかを考えさせられる「GMH」です。
そして、政治に経済に疲弊している今、企業は誰のために、何のために、何を創るのかを考えるとき、この「GMH」の概念を外すことはできなくなるのだと痛切に感じたのでした。

愛の伝道者マザーテレサが、これからは世界は人々の病む心が大きな問題となると現代を予言するような言葉を残しました。
チベット仏教を国の宗教とするブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクと
カトリック教徒修道女で「愛の宣教者会」の創設者マザーテレサ

宗教は違っていても、めざすところは同じ。 「愛」にあふれた幸福な生き方。